名倉山酒造(酒蔵分析)

目次(Table of Contents)

― 会津若松・千石町で、「きれいな甘み」を磨き、「善き哉」「月弓」で会津の米と水を現代食中酒へ昇華する、福島県会津の高品質甘旨型銘醸蔵 ―

1. 導入

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福島県会津若松市千石町2番46号。

会津若松城、七日町通り、飯盛山、東山温泉、会津漆器、会津木綿、会津清酒の文化が重なる城下町・会津若松。

その市街地東側、千石町に蔵を構え、代表銘柄「名倉山」を醸す蔵元が、名倉山酒造株式会社です。

創業は大正7年、1918年。

創業者は松本善六氏。

もともと会津若松の酒造家系に連なる人物で、当初は「竹正宗酒造」として独立しました。

現在の代表銘柄である「名倉山」は、会津若松市街地からも望める山の名を背負う銘柄です。

名倉山酒造を理解するうえで最も重要なのは、単なる会津の地酒蔵ではなく、“きれいな甘み”を酒質思想の中心に置く蔵であることです。

日本酒の甘みには、重い甘み、べたつく甘み、香りで押す甘み、米由来の自然な甘みなど、さまざまな方向があります。

名倉山酒造が目指すのは、その中でも、透明感があり、後味がきれいで、食事を邪魔しない甘みです。

代表商品には、大吟醸、純米吟醸「善き哉」、純米吟醸「月弓」、純米酒「月弓」、会津純米酒「赤瓦」、にごり酒「原蔵」「蔵酒」、普通酒「会津印 名倉山」「上撰 名倉山」、季節限定酒などがあります。

特に「善き哉」と「月弓」は、名倉山酒造の現在の方向性を伝えるうえで重要です。

「善き哉」は、名の通り“よいかな”と感じさせる満足感、上品さ、吟醸酒としての完成度を担うブランド。

「月弓」は、会津の夜空、月、弓なりの静かな美しさ、食事に寄り添う繊細さを感じさせるブランドです。

つまり名倉山酒造は、

会津若松の城下町文化と会津産米を背景に、派手すぎない香り、きれいな甘み、すっきりした後味を磨き、現代の食卓に合う会津清酒を造る銘醸蔵

です。


2. 結論

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名倉山酒造を一言で定義するなら、

“1918年創業、福島県会津若松市千石町で、代表銘柄『名倉山』を通じて、会津の米・水・城下町文化を、きれいな甘み、穏やかな香り、すっきりした後味を持つ食中酒へ表現する、会津の高品質甘旨型銘醸蔵”

です。

評価軸内容
会社名名倉山酒造株式会社
所在地福島県会津若松市千石町2番46号
創業大正7年、1918年
創業者松本善六
創業時の名称竹正宗酒造
代表銘柄名倉山
重要商品大吟醸、純米吟醸 善き哉、純米吟醸 月弓、純米酒 月弓、会津純米酒 赤瓦
酒質思想きれいな甘み
主な特徴透明感、やさしい甘み、食中酒性、上品な吟醸香、後味の良さ
観光性見学不可。購入・飲食店・酒販店導線型
本質会津の米と水を、上品で飲み飽きない甘旨食中酒へ整える蔵

3. 基本情報

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項目内容
会社名名倉山酒造株式会社
所在地〒965-0817 福島県会津若松市千石町2番46号
電話0242-22-0844
FAX0242-24-6179
E-mailinfo-3@nagurayama.jp
創業大正7年、1918年
創業者松本善六
代表銘柄名倉山
営業時間公式サイトでは9:00〜16:30、ふくしまの酒では8:00〜17:00の案内あり
定休日土・日・祝日中心
見学不可
主な商品大吟醸、純米吟醸、純米酒、にごり酒、普通酒、季節限定酒
蔵の位置づけ会津若松市街地にある高品質甘旨型の地酒蔵

4. ブランドの核:「名倉山」とは何か

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名倉山酒造の代表銘柄は「名倉山」です。

「名倉山」は、会津若松の地域に関わる山の名を冠した銘柄です。

山の名前を背負う酒には、土地性が出ます。

水源。

風土。

地域の記憶。

町から見える景色。

そうした要素が、酒名に自然と重なります。

「名倉山」という名前は、派手なブランド名ではありません。

しかし、会津の土地に根ざした酒としては非常に強い名前です。

要素意味
名倉山代表銘柄、地域の山の名
誇り、名声、土地の名
蔵、貯える、酒蔵との親和性
水源、自然、会津の風景
会津若松城下町・酒どころ
千石町蔵所在地
きれいな甘み名倉山酒造の酒質思想
食中酒飲用価値の中心

つまり「名倉山」は、

会津の山と城下町の記憶を、きれいな甘みのある地酒へ変えるブランド

です。


5. もう一つの核:「きれいな甘み」

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名倉山酒造を語るうえで、最も重要なキーワードは、

きれいな甘み

です。

これは、単に甘口の酒という意味ではありません。

米の甘みがある。

しかし重くない。

香りがある。

しかし派手すぎない。

口に含むとやわらかい。

しかし後味はすっきりしている。

食事と合わせても、料理を邪魔しない。

このような甘みです。

酒質要素内容
甘み米由来のやさしい甘味
きれいさ雑味の少ない透明感
香り上品で穏やかな吟醸香
後味すっきり、飲み飽きない
甘みを支えるバランス
旨味食中酒としての厚み
軽さ飲み進めやすさ
会津らしさ米と水の柔らかさ

名倉山酒造は、

“甘い酒”ではなく、“甘みがきれいに整った酒”を造る蔵

です。

この違いが非常に重要です。

日本酒初心者には飲みやすく、日本酒中級者には造りの精度が伝わる。

ここに名倉山酒造の強みがあります。


6. 最大の独自性:会津若松 × きれいな甘み × 善き哉・月弓

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名倉山酒造の最大の独自性は、次の3つが重なることです。

一つ目は、会津若松という全国屈指の酒どころにあること。

二つ目は、「きれいな甘み」という酒質思想が明確であること。

三つ目は、「善き哉」「月弓」というブランドでその思想を商品化していることです。

要素内容
会津若松酒どころ、城下町
千石町蔵所在地
名倉山地域名を背負う代表銘柄
善き哉上品な満足感を伝える純米吟醸
月弓きれいな甘みと食中酒性を伝えるブランド
夢の香福島県産酒米としての軸
大吟醸技術力の証明
受賞歴品質評価の裏付け
見学不可酒質・取扱店・飲食店導線型
会津料理ペアリング価値

名倉山酒造は、

“会津酒の中でも、きれいな甘みを分かりやすく磨く蔵”

です。


7. 水と米:会津盆地・夢の香・会津の米

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名倉山酒造の酒造りを支えるのは、会津の米と水です。

会津は、福島県内でも特に米作りに適した地域です。

盆地特有の寒暖差。

雪国の水。

豊かな田園。

冷涼な冬。

これらが、会津清酒の品質を支えています。

名倉山酒造の商品では、福島県産酒米「夢の香」を使う商品が確認できます。

特に純米吟醸「月弓」は、夢の香を使用し、華やかでフルーティーな吟醸香と爽快感を楽しむ酒として案内されています。

要素名倉山酒造への意味
会津盆地米どころ
会津の水口当たり・後味の土台
夢の香福島県産酒米、月弓の軸
山田錦大吟醸・鑑評会品質の可能性
五百万石会津酒の基本的米の一つ
国産米幅広い商品に対応
低温発酵きれいな香味づくり
精米歩合55%純米吟醸月弓の品質軸
会津料理食中酒としての相手
城下町文化酒の背景

この蔵は、

会津の米と水を、透明感のある甘旨酒へ変える蔵

として見せると強いです。


8. 技術:吟醸造り・低温発酵・甘みの精密制御

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名倉山酒造の技術的な核は、甘みをきれいに見せる技術です。

甘みを出すだけなら、酒造りの設計上はいくつかの方法があります。

しかし、甘みをきれいに出すには、香り、酸、旨味、後味、アルコール感のバランスが必要です。

甘みがあるのに重くない。

香りがあるのに料理を邪魔しない。

米の旨味があるのに後味がすっきりしている。

このバランスを成立させるには、原料処理、麹、酵母、発酵温度、搾り、貯蔵、出荷まで、全体の精度が求められます。

技術要素意味
吟醸造り香りときれいさの基礎
低温発酵上品な香味
甘みの設計名倉山酒造の酒質思想
酸のバランス甘みを重くしない
精米歩合55%月弓純米吟醸などの品質軸
大吟醸造り鑑評会・受賞酒の技術
にごり酒甘旨・濃醇系の表現
季節酒フレッシュ感と限定性
瓶詰め・出荷管理酒質維持
受賞歴技術力の外部評価

名倉山酒造の技術は、

甘みを雑味にせず、上品な食中酒へ整える技術

です。


9. 地域性:会津若松・千石町・会津清酒文化

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名倉山酒造は、会津若松市千石町という地域に根ざしています。

会津若松は、会津藩の城下町として発展し、現在も鶴ヶ城、飯盛山、七日町通り、東山温泉、会津武家屋敷など、観光資源に恵まれています。

また、会津は酒蔵密度が高く、福島県内でも特に酒質評価の高い地域です。

地域資産名倉山酒造との関係
福島県全国有数の日本酒県
会津若松市蔵所在地、城下町
千石町蔵所在地
鶴ヶ城会津観光の中心
七日町通り町歩き観光
東山温泉飲食・宿泊導線
会津盆地米どころ
会津清酒地域ブランド
会津料理食中酒提案
名倉山地域名を背負う銘柄

名倉山酒造は、

会津若松の城下町文化と、会津清酒の高品質イメージを背負う蔵

です。


10. 歴史性:1918年創業、竹正宗から名倉山へ

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年代内容
江戸期松本家が会津若松の工芸・酒造文化に関わる系譜を持つ
明治期会津の復興とともに酒造業が発展
1918年大正7年、松本善六氏が「竹正宗酒造」として独立
その後代表銘柄「名倉山」を育てる
現代大吟醸、善き哉、月弓、赤瓦、にごり酒などを展開
現代きれいな甘みを追求する酒蔵として認知される
現代各種鑑評会・市販酒評価で受賞歴を重ねる
現代会津若松の高品質地酒蔵として流通・飲食店で評価される

名倉山酒造の歴史は、

会津の酒造家系から独立した蔵が、名倉山という地酒ブランドを磨き、現代では“きれいな甘み”を軸に評価を高めてきた歴史

です。


11. 商品戦略

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名倉山酒造の商品戦略は、上位酒から日常酒まで整理されています。

特に重要なのは、大吟醸、善き哉、月弓、赤瓦、にごり酒、普通酒の役割分担です。

商品群役割
名倉山 大吟醸 鑑評会出品酒技術力・上位酒・鑑評会品質
名倉山 大吟醸贈答・高品質訴求
純米吟醸 善き哉上品な満足感・名倉山らしい完成度
純米吟醸 月弓 かほり香り・季節感・爽快感
純米吟醸 会津の八重会津の歴史人物・地域性
純米酒 月弓食中酒・定番純米酒
会津純米酒 赤瓦会津らしさ・地域商品
純米酒 名倉流蔵の流儀を伝える商品
にごり酒 原蔵・蔵酒甘旨・濃醇・地元需要
会津印 名倉山・上撰 名倉山日常酒・地元酒

商品戦略の本質は、

「善き哉」で上品さを見せ、「月弓」で食中酒性を作り、「名倉山」で会津地酒としての基盤を守ること

です。


12. 代表商品:善き哉/月弓/名倉山大吟醸

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純米吟醸 善き哉

要素内容
位置づけ名倉山酒造を代表する純米吟醸の一つ
役割上品な甘みと満足感を伝える
名前の意味よきかな、良いものだという感嘆
味わいきれいな甘み、旨味、上品な香り、すっきりした後味
飲み方冷酒、常温
顧客層日本酒初心者〜中級者、ギフト需要、食中酒派
ブランド効果名倉山=きれいな甘みの蔵という印象を形成

純米酒 月弓

要素内容
位置づけ食中酒・定番純米酒の軸
役割日常の食事に合わせる名倉山
味わい米の旨味、やさしい甘み、後味のきれいさ
飲み方冷酒、常温、ぬる燗
顧客層食中酒派、会津地酒ファン、飲食店
ブランド効果月弓=名倉山の静かな食中酒という印象を作る

純米吟醸 月弓 かほり

要素内容
位置づけ香りと爽快感を楽しむ純米吟醸
原料米夢の香
精米歩合55%
アルコール度数14度
味わい華やかでフルーティーな吟醸香、爽快感
飲み方しっかり冷やして
顧客層初心者、夏酒ファン、女性層、軽快な酒を求める層
ブランド効果名倉山の飲みやすさと現代性を伝える

名倉山 大吟醸

要素内容
位置づけ名倉山酒造の上位酒
役割技術力・贈答・鑑評会品質の象徴
味わい華やか、上品、きれい、余韻が整う
顧客層ギフト需要、日本酒中級者、会津土産
ブランド効果名倉山は日常酒だけでなく上位酒も強いという印象を形成

13. 観光・体験価値

-

名倉山酒造は、観光ページ化する際に注意が必要な蔵です。

ふくしまの酒や公式商品ページでは、酒蔵見学は行っていないと案内されています。

そのため、観光ページでは、蔵見学ではなく、会津若松観光、飲食店、酒販店、オンライン購入、会津料理とのペアリング導線で設計するべきです。

観光資産内容
蔵所在地福島県会津若松市千石町2-46
見学不可
試飲常設観光試飲の明確情報は限定的。訪問時は事前確認推奨
購入導線公式オンラインショップ、地元酒販店、取扱店
周辺観光鶴ヶ城、七日町通り、飯盛山、東山温泉、会津武家屋敷
食文化こづゆ、にしんの山椒漬け、馬刺し、味噌田楽、会津そば
体験価値会津料理店で名倉山を飲む、酒販店で善き哉・月弓を選ぶ
モデル導線鶴ヶ城 → 会津料理店で名倉山 → 七日町散策 → 酒販店で購入
注意点蔵見学目的ではなく、飲食・購入・会津清酒体験として設計
ページ化の方向「会津料理に合う、きれいな甘みの酒」として見せる

名倉山酒造は、

“蔵に入る観光”ではなく、“会津の食で味わう高品質地酒”

として扱うと強いです。


14. 味わいの方向性

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キーワード内容
きれいな甘み名倉山酒造の最重要酒質
透明感後味の良さ
やさしい初心者にも飲みやすい
旨味食中酒としての厚み
フルーティー月弓かほりなどで表現
すっきり甘みを重くしない
上品大吟醸・善き哉の方向
飲み飽きない会津料理との相性

味わい評価

名倉山酒造は、花春酒造のような直売・見学・幅広い商品で会津酒の入口を作る蔵ではありません。

鶴乃江酒造のように「会津中将」と「ゆり」で歴史と女性杜氏の物語を前面化する蔵とも違います。

辰泉酒造のように「京の華1号」という希少米で一点突破する蔵でもありません。

名倉山酒造の強みは、

“きれいな甘み”という味覚軸が非常に明確であること

です。

つまり名倉山酒造は、

“会津酒の中で、甘みの美しさを磨く蔵”


15. 地域ブランドとの接続

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要素名倉山酒造との関係
福島県全国有数の日本酒県
会津若松市城下町・酒どころ
千石町蔵所在地
名倉山地域名を背負う銘柄
会津盆地米どころ
夢の香福島県産酒米
会津清酒地域ブランド
鶴ヶ城会津観光の中心
東山温泉飲食・宿泊導線
会津料理食中酒提案

名倉山酒造の地域ブランドは、

会津若松の米・水・城下町文化を、きれいな甘みのある食中酒として届ける高品質甘旨型ブランド

です。


16. 競合比較

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麓井酒造との比較

項目名倉山酒造麓井酒造
地域福島県会津若松市千石町山形県酒田市麓
代表名倉山、善き哉、月弓麓井、圓、フモトヰ
きれいな甘み、会津米、吟醸品質鳥海山麓の井戸水、生酛、品格
酒質甘旨、透明感、すっきり淡麗、奥行き、辛口
観光見学不可、飲食店・酒販店導線取扱店・飲食店導線
一言会津の甘みを磨く蔵鳥海山麓の静かな品質本位蔵

花春酒造との比較

項目名倉山酒造花春酒造
地域会津若松市千石町会津若松市神指町
代表名倉山花春
きれいな甘み、善き哉、月弓300年の歴史、直売、見学、総合商品力
酒質甘旨、上品、すっきりやさしい、飲みやすい、幅広い
観光見学不可直売・試飲・見学あり
一言味覚軸で選ばれる蔵会津酒の総合入口

鶴乃江酒造との比較

項目名倉山酒造鶴乃江酒造
地域千石町七日町
代表名倉山、善き哉、月弓会津中将、ゆり
きれいな甘み会津中将、女性杜氏、七日町試飲
酒質甘旨、透明感、上品旨味、すっきり、やさしい甘味
観光見学不可店頭試飲販売あり
一言甘みの質を磨く蔵歴史と人の物語の蔵

辰泉酒造との比較

項目名倉山酒造辰泉酒造
地域千石町上町
代表名倉山、善き哉、月弓辰泉、京の華
きれいな甘み京の華1号、小仕込み、希少米
酒質甘旨、上品、すっきり穏やか、やや辛口、深み
商品戦略善き哉・月弓で味覚軸を作る京の華で地域米を深掘り
一言甘みの美しさ米の記憶の深さ

会津若松主要蔵との比較

項目名倉山酒造会津若松主要蔵
強みきれいな甘み、善き哉、月弓、受賞歴観光施設、女性杜氏、希少米、全国プレミア銘柄
弱み見学不可、観光接点は限定的味覚軸が複雑で初心者に伝わりにくい場合もある
差別化甘みの質を明確に打ち出せる歴史・観光・銘柄力
勝ち筋「甘口ではなく、きれいな甘み」と説明すること

17. SWOT分析

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診断 → 評価

区分診断評価
Strengths 強みきれいな甘みという酒質思想非常に分かりやすい
Strengths 強み善き哉・月弓のブランド力商品軸が明確
Strengths 強み会津若松の酒どころ立地地域ブランドが強い
Strengths 強み受賞歴がある品質信頼性が高い
Strengths 強み初心者にも飲みやすい酒質導入しやすい
Weaknesses 弱み見学不可観光ページでは弱い
Weaknesses 弱み甘みが誤解されやすい“甘口”だけに見える可能性
Weaknesses 弱み会津の強豪蔵に埋もれやすい競争が激しい
Opportunities 機会日本酒初心者市場甘旨酒に追い風
Opportunities 機会食中酒需要後味の良さと相性が高い
Opportunities 機会会津観光需要飲食店・酒販店で接点を作れる
Threats 脅威会津酒蔵競争有名蔵が多い
Threats 脅威甘口市場の競争他蔵との差が伝わりにくい
Threats 脅威原料米・資材高小中規模蔵に負担

18. PEST分析

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外部環境 → 影響

区分外部環境名倉山酒造への影響
Political 政治・制度県産品・日本酒振興福島酒として追い風
Political 政治・制度地域観光振興会津観光と接続可能
Economic 経済ギフト需要善き哉・大吟醸が対応
Economic 経済家飲み需要月弓・純米酒が対応
Social 社会甘旨酒人気名倉山に追い風
Social 社会初心者の日本酒需要飲みやすさが強い
Technological 技術EC公式通販と相性が高い
Technological 技術SNS・動画月・会津・甘みの世界観が映える

19. 4P分析

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商品 → 価格 → 流通 → 販促

区分外部環境名倉山酒造への影響
Product 商品甘旨酒需要善き哉・月弓が対応
Product 商品上位酒需要大吟醸が対応
Product 商品食中酒需要月弓・赤瓦・純米酒が対応
Product 商品地元日常酒需要会津印・上撰が対応
Price 価格手頃な価格需要純米酒・普通酒が対応
Price 価格高品質需要善き哉・大吟醸が対応
Place 流通公式通販遠方客に強い
Place 流通地元酒販店・飲食店会津観光客に有効
Promotion 販促きれいな甘み最重要コピー
Promotion 販促月弓ビジュアル性が高い
Promotion 販促善き哉言葉の強さがある

20. ターゲット顧客

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ターゲット内容
日本酒初心者甘みがあり、飲みやすい酒から入りたい層
甘旨酒ファン重くない、きれいな甘みを求める層
会津地酒ファン会津若松の名倉山・善き哉・月弓に関心がある層
食中酒派甘みと後味の良さを料理と合わせたい層
ギフト需要善き哉・大吟醸を贈りたい層
飲食店会津料理や和食に合う甘旨酒を置きたい店
観光客会津旅行の土産として上品な地酒を買いたい層
海外層Clean sweetness sake、Aizu sake、Nagurayamaに関心がある層

21. ブランドコピー案

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メインコピー

会津の米を、きれいな甘みに。

サブコピー

大正7年創業。
千石町で「名倉山」「善き哉」「月弓」を醸す、会津若松の高品質甘旨型酒蔵。

短い説明文

名倉山酒造は、福島県会津若松市千石町2番46号にある1918年創業の酒蔵です。代表銘柄は「名倉山」。酒質の核は、重くない、べたつかない、後味の良い“きれいな甘み”です。純米吟醸「善き哉」、純米吟醸・純米酒「月弓」、会津純米酒「赤瓦」、大吟醸、にごり酒などを展開し、会津の米と水を、上品で飲みやすい食中酒へ仕上げています。蔵見学は行っていませんが、公式通販や酒販店、会津の飲食店を通じて、会津料理とともに味わいたい銘醸蔵です。

コピー案

  • 甘いだけではない、きれいな甘み。
  • 会津の米が、静かにほどける。
  • 善き哉、会津の一杯。
  • 月弓に映る、会津の甘み。
  • やさしく甘く、後味はすっきり。
  • 会津若松で、甘みを磨く蔵。

22. この酒蔵をどう見せるべきか

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名倉山酒造は、以下の5つで見せるべきです。

① きれいな甘み

最大の酒質思想。単なる甘口ではなく、透明感ある甘みとして説明する。

② 善き哉

上品な満足感を伝えるブランド。ギフト・中級者向けにも使いやすい。

③ 月弓

食中酒・季節感・会津の静かな美しさを伝えるブランド。

④ 会津若松・千石町

城下町の酒蔵として地域性を伝える。

⑤ 見学不可でも飲食店・酒販店導線

観光蔵ではなく、会津料理と一緒に飲む酒として設計する。

この5つが揃うことで、名倉山酒造は、

会津若松で、米の甘みを美しく整える高品質食中酒蔵

として見えてきます。


23. 最終評価

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評価軸評価コメント
歴史性4.4/51918年創業、会津酒造家系の文脈を持つ
地域性4.7/5会津若松・千石町・会津清酒との接続が強い
商品力4.7/5善き哉・月弓・大吟醸・赤瓦など役割が明確
観光力3.2/5見学不可のため、観光体験は飲食・購入導線中心
初心者導入力4.8/5きれいな甘みで入りやすい
ブランド発信力4.8/5“きれいな甘み”という表現が非常に強い
独自性4.7/5会津の中で甘みの質に特化して見せられる点が強い

24. 総括

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名倉山酒造は、ただの福島県会津若松市の酒蔵ではありません。

1918年創業。
大正7年。
松本善六。
竹正宗酒造。
福島県会津若松市千石町2番46号。
名倉山。
会津の山の名。
会津若松。
城下町。
会津盆地。
会津清酒。
きれいな甘み。
透明感。
やさしい甘味。
すっきりした後味。
善き哉。
月弓。
月弓かほり。
会津の八重。
赤瓦。
名倉流。
原蔵。
蔵酒。
会津印。
大吟醸。
鑑評会出品酒。
受賞歴。
夢の香。
純米吟醸。
純米酒。
にごり酒。
普通酒。
季節限定酒。
会津料理。
こづゆ。
にしんの山椒漬け。
馬刺し。
味噌田楽。
東山温泉。
鶴ヶ城。
見学不可でも、飲食店と酒販店で選ばれる酒。
会津の米を、きれいな甘みに変える蔵。

これらが重なり、名倉山酒造は現在の価値を持っています。

最終結論

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名倉山酒造は、福島県会津若松市千石町2番46号の蔵元である。

しかし本質はそれ以上に、

1918年創業の歴史、会津若松の酒造家系から独立した創業背景、代表銘柄「名倉山」、酒質思想としての“きれいな甘み”、純米吟醸「善き哉」と「月弓」に代表される上品な甘旨設計、夢の香を含む会津・福島の米、鑑評会・市販酒評価での受賞歴、そして会津料理に寄り添う食中酒性を通じて、会津の米と水を重くない美しい甘みへ整える、福島県会津若松の高品質甘旨型銘醸蔵である。

名倉山酒造のテロワールを味わう👇

イメージ 酒蔵 説明 リンク
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名倉山酒造

会津若松の米・水・職人技を背景に、“きれいなあまさ”をテーマにした上品で飲みやすい酒を醸す会津の実力蔵。

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