亀の井酒造(酒蔵分析)

目次(Table of Contents)

― 羽黒山麓の水・全量吟醸造り・小川酵母の系譜を、「くどき上手」で華やかな甘旨へ昇華する庄内の技巧派銘醸蔵 ―

1. 導入

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山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1。

出羽三山の入口、羽黒山の麓に位置し、代表銘柄「くどき上手」を醸す蔵元が、亀の井酒造株式会社です。

創業は1875年、明治8年。

亀の井酒造は、山形県内でも非常に個性が明確な酒蔵です。

最大の特徴は、蔵内平均精米歩合50%、全量吟醸酒造り、純米吟醸「くどき上手」が生産の中心を占めるという、徹底した吟醸特化型の酒造設計です。

「くどき上手」は、単なる銘柄名ではありません。

華やかな香り、上品な甘味、透明感、柔らかな旨味、余韻の長さを通じて、飲み手を口説くように魅了するブランドです。

また、10号酵母を開発した小川知可良氏に学んだ吟醸造りの系譜、小川酵母を用いた限定酒、山田錦・出羽燦々・酒未来・愛山・播州山田錦など多様な酒米表現も、亀の井酒造の大きな特徴です。

亀の井酒造は、単なる地酒蔵ではありません。

羽黒山麓の土地性、庄内の米文化、吟醸造りへの集中、華やかな甘旨設計、冷蔵設備による鮮度管理を組み合わせ、「くどき上手」という強いブランド名で全国の日本酒ファンを惹きつける、山形庄内の技巧派銘醸蔵です。


2. 結論

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亀の井酒造を一言で定義するなら、

“1875年創業、山形県鶴岡市羽黒町の出羽三山入口に根ざし、蔵内平均精米歩合50%・全量吟醸造り・200坪超の冷蔵設備による鮮度管理を核に、代表銘柄『くどき上手』で華やかな香り、上品な甘味、透明感、余韻を表現する、庄内の吟醸特化型銘醸蔵”

です。

評価軸内容
会社名亀の井酒造株式会社
所在地山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1
創業1875年、明治8年
代表者今井俊典
代表銘柄くどき上手
旧来銘柄亀の井、金亀
核心資産羽黒山麓、出羽三山、全量吟醸造り、蔵内平均精米歩合50%、小川酵母、冷蔵設備
商品軸くどき上手、くどき上手Jr.、ばくれん、酒未来、出羽燦々、愛山、山田錦、穀潰し
酒質華やか、甘旨、透明感、濃醇、柔らかい、余韻、キレ
観光性大規模観光型ではなく、商品理解・羽黒山観光接続型
本質吟醸酒の華やかさと甘旨の魅力を、緻密な造りで飲み手へ届ける蔵

3. 基本情報

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項目内容
会社名亀の井酒造株式会社
所在地〒997-0103 山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1
電話0235-62-2307
FAX0235-62-4202
創業1875年、明治8年
代表者今井俊典
代表銘柄くどき上手
主要銘柄くどき上手、くどき上手Jr.、ばくれん、亀の井、金亀
蔵の特徴全量吟醸酒、蔵内平均精米歩合50%、冷蔵設備による鮮度管理
主力商品純米吟醸くどき上手、大吟醸くどき上手、純吟辛口くどき上手、純米吟醸酒未来、純米大吟醸出羽燦々
位置づけ山形庄内の吟醸特化型・華やか甘旨系銘醸蔵

4. ブランドの核:「くどき上手」とは何か

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亀の井酒造の代表銘柄は「くどき上手」です。

この銘柄名は、日本酒の世界でも非常に記憶に残りやすい名前です。

「くどき上手」とは、相手の心を動かす、惹きつける、納得させるという意味を持ちます。

酒名として見ると、非常に大胆です。

しかし、亀の井酒造の酒質と重ねると、この名前は極めて合理的です。

華やかな香り。

上品な甘味。

なめらかな口当たり。

透明感。

余韻。

そして、飲み手の記憶に残る官能性。

要素意味
くどき上手代表銘柄
口説く飲み手を惹きつける
上手技術力、完成度、魅力
吟醸香ブランドの第一印象
甘旨くどき上手らしい味の核
透明感山形酒らしいきれいさ
小川酵母香味設計の重要要素
限定酒展開ファンを飽きさせない商品戦略

つまり「くどき上手」は、

華やかな香りと甘旨の魅力で、飲み手を自然に惹き込む吟醸特化型ブランド

です。


5. もう一つの核:「ばくれん」と「Jr.」

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亀の井酒造を理解するうえで、「くどき上手」本体に加えて、「ばくれん」と「くどき上手Jr.」も重要です。

「ばくれん」は、くどき上手の中でも超辛口系の軸です。

華やか甘旨の印象が強いくどき上手に対し、ばくれんはキレ、辛口、食中酒性を担います。

一方、「くどき上手Jr.」は、次世代性・限定性・実験性を見せるブランドです。

小川酵母、山田錦40%、愛山、酒未来などを使い、亀の井酒造の香味設計力を濃く表現します。

ブランド役割
くどき上手本流、華やか甘旨、吟醸型
ばくれん超辛口、キレ、飲食店向け
くどき上手Jr.限定性、次世代性、ファン向け
亀の井・金亀蔵名系・地元性
酒未来山形酒米文脈・限定酒
小川酵母技術的個性
穀潰し高精白・話題性
出羽燦々山形米の表現

亀の井酒造は、

「くどき上手」で魅了し、「ばくれん」で切らせ、「Jr.」で深掘りさせる蔵

です。


6. 最大の独自性:全量吟醸造り × 華やか甘旨 × 鮮度管理

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亀の井酒造の最大の独自性は、全量吟醸酒造りへの集中です。

山形県酒造組合では、純米吟醸「くどき上手」が全体の7割を超え、蔵内平均精米歩合50%の全量吟醸酒を製造していると紹介されています。

この構造は、酒蔵として非常に明確です。

普通酒・本醸造・純米酒・吟醸酒を幅広く展開する蔵ではありません。

吟醸酒を中心に、香り、甘味、透明感、米の個性、鮮度を追求する蔵です。

要素内容
全量吟醸酒蔵の方向性が明確
平均精米歩合50%高精白志向
純米吟醸中心くどき上手の主力構造
華やかな香りブランドの入口
甘旨設計くどき上手の魅力
小川酵母香味表現の象徴
200坪超の冷蔵設備鮮度管理の基盤
限定酒多数ファン化・リピート需要
酒米違い日本酒中級者への訴求

亀の井酒造は、

“吟醸酒を主力商品として徹底する蔵”

です。


7. 水と米:羽黒山麓・庄内平野・山形酒米

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亀の井酒造の酒造りは、羽黒山麓と庄内平野の風土を背景にしています。

羽黒町は、出羽三山の入口に位置します。

出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山から成る信仰の山であり、山形庄内の精神文化を象徴する存在です。

また、庄内平野は全国的な米どころです。

この米文化と山麓の水、雪国の気候が、亀の井酒造の吟醸造りを支えています。

要素亀の井酒造への意味
山形県GI山形、日本酒県
鶴岡市蔵所在地、庄内地方の中心都市
羽黒町出羽三山入口、蔵所在地
出羽三山信仰・自然・観光の背景
羽黒山蔵の地域性の核
庄内平野米どころ、酒米の背景
出羽燦々山形を代表する酒造好適米
酒未来山形酒米文化との接続
山田錦高精白・上位酒向け
愛山甘旨・濃醇系の表現
雄町旨味・ふくらみの表現

この蔵は、

庄内の米と羽黒山麓の水を、華やかな吟醸酒へ変える蔵

として見せると強いです。


8. 技術:小川酵母・高精白・低温発酵・冷蔵管理

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亀の井酒造の技術的な核は、吟醸酒の香味設計です。

くどき上手の重要な背景には、小川酵母、つまり10号酵母系の香味表現があります。

小川酵母を用いた商品では、上品な吟醸香、柔らかな甘味、透明感、やさしい余韻が強く出ます。

また、平均精米歩合50%という高精白志向、低温発酵、冷蔵設備による貯蔵管理も、亀の井酒造の酒質を支えています。

技術要素意味
小川酵母吟醸香と柔らかい甘味の核
高精白雑味を抑え、透明感を出す
平均精米歩合50%蔵全体の高品質志向
低温発酵華やかな香り、きれいな味
山田錦40%上位酒・限定酒の品質訴求
酒米別設計酒未来、出羽燦々、愛山などの個性表現
生詰・要冷蔵管理鮮度の維持
200坪超冷蔵設備品質管理の強み
限定酒展開ファン化・話題化
超辛口設計ばくれんでのキレ表現

亀の井酒造の技術は、

華やかで甘旨な吟醸酒を、鮮度を保ったまま届ける技術

です。


9. 地域性:鶴岡市・羽黒町・出羽三山文化

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亀の井酒造は、鶴岡市羽黒町という土地と切り離せません。

鶴岡市は、庄内藩の城下町、出羽三山、庄内平野、海の幸、山の幸、ユネスコ食文化創造都市として知られる地域です。

羽黒町は、その中でも出羽三山信仰の入口です。

地域資産亀の井酒造への意味
山形県GI山形、日本酒県
鶴岡市庄内地方の中心都市
羽黒町蔵所在地、出羽三山入口
羽黒山信仰・自然・観光の核
月山雪・水・山岳信仰の象徴
湯殿山出羽三山文化の一角
庄内平野米文化・酒米の背景
庄内浜食中酒・海の幸との接続
鶴岡食文化酒と料理の提案に強い
出羽三山神社観光導線

亀の井酒造は、

出羽三山の入口で、庄内の米を華やかな吟醸酒へ変える蔵

です。


10. 歴史性:1875年創業、廃業と復活を越えた吟醸蔵

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年代内容
1875年明治8年、創業
近代「亀の井」銘柄を中心に酒造り
一時期大火や戦時統制などにより酒造りを停止した時期あり
1956年頃酒造りを復活
1961年頃現在の土地へ移転
昭和期吟醸造りへの取り組みを強化
1983年吟醸生酒「くどき上手」を開発
1985年頃東京市場への展開が進む
現代純米吟醸くどき上手を中心に、50種類前後の商品を展開
現代全量吟醸酒・鮮度管理型の蔵として評価される

亀の井酒造の歴史は、

一度途切れかけた蔵が、吟醸酒「くどき上手」によって全国的銘醸蔵へ再生した歴史

です。


11. 商品戦略

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亀の井酒造の商品戦略は、「くどき上手」を中心に、酒米・精米歩合・甘辛・限定性で広げる構造です。

商品群役割
純米吟醸 くどき上手主力商品、ブランド入口
大吟醸 くどき上手上位品質・贈答
純吟辛口 くどき上手食中酒・辛口派
ばくれん超辛口、飲食店向け、キレの軸
純米吟醸 酒未来山形酒米・限定性
純米大吟醸 出羽燦々山形県産米の表現
くどき上手Jr. 小川酵母次世代・限定・酵母表現
穀潰し高精白・話題性
愛山系商品甘旨・濃醇・ファン向け
亀の井・金亀蔵名系・地元性

商品戦略の本質は、

「くどき上手」で華やか甘旨の本流を作り、「ばくれん」で辛口需要を取り込み、「Jr.」で限定酒ファンを深掘りすること

です。


12. 代表商品:純米吟醸くどき上手/ばくれん/Jr.小川酵母

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純米吟醸 くどき上手

要素内容
位置づけ亀の井酒造の代表的主力商品
役割くどき上手の入口
味わい華やか、甘旨、透明感、柔らかい余韻
顧客層日本酒初心者〜中級者、甘旨系好き、山形地酒ファン
ブランド効果くどき上手=華やかで魅力的な酒という印象を形成

ばくれん 超辛口吟醸

要素内容
位置づけくどき上手系の辛口軸
役割食中酒、飲食店、辛口派への対応
味わい超辛口、キレ、軽快、シャープ
顧客層辛口派、飲食店、日本酒中級者
ブランド効果亀の井酒造は甘旨だけではないことを示す

くどき上手Jr. 小川酵母

要素内容
位置づけ限定性・次世代性・酵母表現の象徴
役割日本酒ファンの探索需要を満たす
原料米山田錦、愛山などの展開あり
精米歩合40%前後の高精白商品が多い
味わいやや甘口、透明感、優しい吟醸香、上品な余韻
顧客層日本酒中級者、限定酒ファン、くどき上手ファン
ブランド効果亀の井酒造の香味設計力と遊び心を示す

13. 観光・体験価値

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亀の井酒造は、大規模観光施設型の蔵ではありません。

出羽桜酒造のような美術館併設型でもなく、小嶋総本店のような酒造資料館型でもありません。

ただし、蔵の所在地は出羽三山・羽黒山観光と非常に相性が良い場所です。

そのため観光ページでは、蔵内見学を主目的にするのではなく、羽黒山・鶴岡食文化・庄内地酒の文脈で見せるべきです。

観光資産内容
蔵所在地山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1
見学一般向け常設観光施設型ではないため事前確認が必要
観光軸羽黒山、出羽三山、鶴岡市街、庄内観光
購入導線正規取扱酒販店、庄内の地酒専門店、飲食店
周辺観光羽黒山五重塔、出羽三山神社、鶴岡市街、加茂水族館、湯野浜温泉
食文化庄内浜の魚、だだちゃ豆、山菜、精進料理、鶴岡の在来作物
モデル導線鶴岡駅 → 羽黒山参拝 → 庄内料理店でくどき上手を飲む → 鶴岡市街・温泉
注意点蔵への購入目的の無断訪問は避け、取扱店・飲食店導線を使うのが現実的

亀の井酒造は、

“蔵に入る観光”より、“羽黒山と庄内食文化の中でくどき上手を味わう観光”

として扱うと強いです。


14. 味わいの方向性

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キーワード内容
華やか吟醸香、果実感
甘旨くどき上手の中核
透明感高精白・低温発酵
柔らかい小川酵母系の印象
濃醇愛山・山田錦系で強い
余韻甘味と香りが長く残る
キレばくれん・辛口系で表現
鮮度感冷蔵管理による品質維持

味わい評価

亀の井酒造は、高木酒造のような日本酒市場全体の頂点ブランドではありません。

出羽桜酒造のように吟醸酒を広く普及させたオープンな文化発信型とも異なります。

長沼合名会社のような静かな食中酒型でもありません。

亀の井酒造の強みは、

華やかで甘旨な吟醸酒を、銘柄名・酒質・限定商品で非常に分かりやすく表現できていること

です。

つまり亀の井酒造は、

“甘旨吟醸で飲み手を惹きつける庄内の技巧派蔵”

として見せるべきです。


15. 地域ブランドとの接続

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要素亀の井酒造との関係
山形県GI山形、日本酒県
鶴岡市蔵所在地、庄内地方の中心
羽黒町出羽三山入口
出羽三山信仰・自然・観光の核
羽黒山蔵の地域性を象徴
庄内平野米どころ
庄内浜食中酒・飲食導線
鶴岡食文化ユネスコ食文化都市との接続
小川酵母吟醸技術の象徴
くどき上手羽黒の酒を全国へ伝えるブランド

亀の井酒造の地域ブランドは、

羽黒山麓の水・庄内の米・吟醸技術を、くどき上手という華やかな酒で全国へ届ける庄内ブランド

です。


16. 競合比較

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小玉醸造との比較

項目亀の井酒造小玉醸造
地域山形県鶴岡市羽黒町秋田県潟上市
代表くどき上手太平山、ヤマキウ
全量吟醸、華やか甘旨、小川酵母清酒・味噌・醤油の総合発酵
酒質華やか、甘旨、透明感旨味、深み、食中酒性
観光羽黒山・庄内食文化導線KooLab、発酵食品体験
一言甘旨吟醸の技巧派蔵秋田の総合発酵蔵

高木酒造との比較

項目亀の井酒造高木酒造
地域鶴岡市羽黒町村山市富並
代表くどき上手十四代
全量吟醸、華やか甘旨、限定酒芳醇旨口、希少流通、プレミアム
酒質華やか、甘旨、柔らかい華やか、甘旨、感動性、キレ
観光非常設観光型非観光型
一言飲み手を惹きつける甘旨吟醸蔵日本酒プレミアムの象徴

出羽桜酒造との比較

項目亀の井酒造出羽桜酒造
地域鶴岡市羽黒町天童市
代表くどき上手出羽桜、桜花吟醸酒
全量吟醸、高精白、甘旨吟醸酒普及、美術館、世界評価
酒質甘旨、濃醇、華やか華やか、軽快、フルーティー
観光羽黒山・庄内導線酒蔵見学・美術館
一言甘旨吟醸のファン化蔵吟醸酒文化の入口蔵

長沼合名会社との比較

項目亀の井酒造長沼合名会社
地域鶴岡市羽黒町長井市十日町
代表くどき上手惣邑、誉小桜
華やか甘旨、全量吟醸文化財蔵、全量槽しぼり、食中酒
酒質香り高く甘旨穏やかで飲み飽きしない
観光羽黒山観光接続長井町歩き型
一言口説くように魅せる蔵静かに飲ませる蔵

秀鳳酒造場との比較

項目亀の井酒造秀鳳酒造場
地域鶴岡市山形市
代表くどき上手秀鳳、珠韻
全量吟醸、甘旨、Jr.限定酒多品種少量、甘辛幅、香味設計
酒質華やか甘旨に強い甘酸・辛口・高精白まで幅広い
商品設計くどき上手軸で深掘り多方向展開
一言甘旨吟醸の専門性香味設計の技巧派

17. SWOT分析

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診断 → 評価

区分診断評価
Strengths 強みくどき上手という強い銘柄名記憶性が非常に高い
Strengths 強み全量吟醸酒造り蔵の方向性が明確
Strengths 強み蔵内平均精米歩合50%高品質志向を説明しやすい
Strengths 強み小川酵母・Jr.限定酒日本酒ファンに刺さる
Strengths 強み冷蔵設備による鮮度管理品質信頼が高い
Weaknesses 弱み観光施設型ではない蔵見学ページでは弱く見える
Weaknesses 弱み甘旨イメージが強い食中酒派には甘く見える可能性
Weaknesses 弱み商品数が多く複雑初心者が迷いやすい
Opportunities 機会甘旨・フルーティー酒需要くどき上手に追い風
Opportunities 機会酒米・酵母への関心Jr.・小川酵母・酒未来が強い
Opportunities 機会庄内観光・出羽三山観光羽黒町立地が活きる
Threats 脅威山形県内の人気銘柄競争十四代・出羽桜・秀鳳など強豪が多い
Threats 脅威原料米・資材価格上昇高精白・冷蔵管理に負担
Threats 脅威商品過多による分散ブランド理解が難しくなる

18. PEST分析

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外部環境 → 影響

区分外部環境亀の井酒造への影響
Political 政治・制度GI山形・日本酒振興山形吟醸蔵として訴求可能
Political 政治・制度地域観光振興出羽三山・鶴岡観光と連動可能
Economic 経済プレミアム地酒需要高精白・限定酒が強い
Economic 経済原料米・物流費上昇高精白酒・冷蔵管理に影響
Social 社会甘旨・フルーティー需要くどき上手と非常に合う
Social 社会辛口・食中酒需要ばくれんが対応
Technological 技術SNS・動画ラベル名・酒米違いが話題化しやすい
Technological 技術EC・冷蔵物流鮮度管理酒と相性が高い

19. 4P分析

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商品 → 価格 → 流通 → 販促

区分外部環境亀の井酒造への影響
Product 商品甘旨吟醸需要純米吟醸くどき上手が入口になる
Product 商品辛口需要ばくれんが対応
Product 商品限定酒需要Jr.・酒未来・愛山が強い
Price 価格手頃な吟醸酒需要純米吟醸が対応
Price 価格プレミアム需要山田錦40%・愛山・穀潰しが対応
Place 流通地酒専門店くどき上手の主戦場
Place 流通飲食店甘旨・辛口両方で使える
Promotion 販促銘柄名の強さ記憶に残りやすい
Promotion 販促羽黒山観光地域性が強い
Promotion 販促酒米違い日本酒ファンに刺さる

20. ターゲット顧客

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ターゲット内容
日本酒初心者華やかで甘旨な吟醸酒から入りたい層
山形地酒ファンくどき上手、酒未来、出羽燦々に関心がある層
日本酒中級者小川酵母、Jr.、酒米違いを楽しむ層
甘旨系好き香りと甘味のある日本酒を好む層
辛口派ばくれん、辛口純吟を好む層
飲食店華やか系と超辛口系を使い分けたい店
観光客羽黒山、出羽三山、鶴岡食文化を巡る層
海外層Fruity ginjo sake、Yamagata sake、Kudoki Jozuに関心がある層

21. ブランドコピー案

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メインコピー

香りで口説き、甘旨で記憶に残す。

サブコピー

明治8年創業。
羽黒山麓で「くどき上手」を醸す、庄内の全量吟醸型銘醸蔵。

短い説明文

亀の井酒造は、山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1にある1875年創業の酒蔵です。代表銘柄は「くどき上手」。純米吟醸くどき上手が生産の中心を占め、蔵内平均精米歩合50%の全量吟醸酒を製造する、山形庄内の吟醸特化型銘醸蔵です。小川酵母の系譜、山田錦・出羽燦々・酒未来・愛山などの酒米表現、200坪超の冷蔵設備による鮮度管理を通じて、華やかな香り、上品な甘味、透明感、柔らかな余韻を追求しています。亀の井酒造は、羽黒山麓の水と庄内の米を、飲み手を魅了する「くどき上手」へ変える技巧派酒蔵です。


22. この酒蔵をどう見せるべきか

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亀の井酒造は、以下の5つで見せるべきです。

① くどき上手

代表銘柄。華やかな香りと甘旨で飲み手を惹きつけるブランド。

② 全量吟醸造り

蔵の最大の構造的特徴。平均精米歩合50%の高品質志向。

③ 小川酵母

香味設計の技術的個性。Jr.シリーズで深掘りできる。

④ ばくれん

超辛口の軸。くどき上手を甘旨だけで終わらせない重要商品。

⑤ 羽黒山・庄内

出羽三山入口の地域性。鶴岡食文化・庄内米との接続。

この5つが揃うことで、亀の井酒造は、

羽黒山麓の水と庄内の米を、華やかな香りと甘旨で飲み手を魅了する「くどき上手」へ磨く、山形庄内の吟醸特化型銘醸蔵

として見えてきます。


23. 最終評価

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評価軸評価コメント
歴史性4.4/51875年創業、廃業と復活を越えて吟醸蔵へ再構築
地域性4.7/5羽黒町、出羽三山、庄内平野との接続が強い
商品力4.9/5くどき上手、ばくれん、Jr.、酒米違いが強い
観光力3.6/5常設観光型ではないが、羽黒山・庄内観光との接続は強い
初心者導入力4.8/5華やか甘旨で入口を作りやすい
ブランド発信力4.9/5くどき上手という名前と酒質の一致が非常に強い
独自性4.8/5全量吟醸×甘旨×小川酵母×冷蔵管理の組み合わせが明確

24. 総括

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亀の井酒造は、ただの山形県鶴岡市羽黒町の酒蔵ではありません。

1875年創業。
明治8年。
山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1。
出羽三山入口。
羽黒山。
庄内平野。
米どころ。
亀の井。
金亀。
くどき上手。
昭和58年。
吟醸生酒。
小川知可良。
10号酵母。
小川酵母。
華やかな香り。
上品な甘味。
透明感。
柔らかな余韻。
純米吟醸。
全量吟醸酒。
蔵内平均精米歩合50%。
200坪超の冷蔵設備。
鮮度管理。
山田錦。
出羽燦々。
酒未来。
愛山。
雄町。
穀潰し。
ばくれん。
超辛口。
くどき上手Jr.
限定酒。
甘旨。
辛口。
ファン化。
羽黒山参拝。
鶴岡食文化。
庄内浜。
だだちゃ豆。
山菜。
飲み手を口説く酒。
香りで口説き、甘旨で記憶に残す蔵。

これらが重なり、亀の井酒造は現在の価値を持っています。

最終結論

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亀の井酒造は、山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1の蔵元である。

しかし本質はそれ以上に、

1875年創業の歴史、廃業と復活を越えた再構築、羽黒山麓・出羽三山入口という地域性、蔵内平均精米歩合50%の全量吟醸造り、純米吟醸「くどき上手」を中心とした商品構成、小川酵母の系譜、200坪超の冷蔵設備による鮮度管理、そして華やかな香り・上品な甘味・透明感・余韻を通じて、飲み手を惹きつける“甘旨吟醸”を磨き続ける、山形庄内の技巧派銘醸蔵である。

亀の井酒造のテロワールを味わう👇

イメージ 酒蔵 説明 リンク
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亀の井酒造

庄内平野の豊かな米と出羽三山の伏流水から、“華やかな吟醸酒文化を極限まで磨き上げた山形の個性派名門蔵”

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