日本盛(酒蔵ガイド)

― 兵庫・西宮で1889年、「地域産業を興し、西宮の発展に役立つ事業を」という地元有志によって生まれた酒造会社。明治期から続く銘酒「惣花」は1913年に宮内庁御用酒の詰元となり、大正・昭和両天皇の即位式にも納入された。灘五郷・西宮郷の酒造環境、山田錦、丹波杜氏の技を基礎にしながら、生原酒ボトル缶、糖質ゼロ・プリン体ゼロ、HOT専用ボトル缶、日本酒ソーダなど業界初の商品を相次いで開発。2021年には少量手造り施設「SAKARI Craft」を新設し、2026年全国新酒鑑評会では同施設が金賞、本蔵も入賞した。**“伝統銘酒から日常酒、生酒、健康志向、クラフト酒まで、日本酒の飲み方そのものを広げる西宮の革新型酒蔵”**である。


① 一行定義

伝統の「惣花」から生原酒まで、日本酒の飲み方を革新する1889年創業蔵。


② ブランド要約

所在地: 兵庫県西宮市用海町4番57号
会社名: 日本盛株式会社
創業: 明治22年・1889年
創業時名称: 西宮企業会社
現社名変更: 2000年
代表取締役社長: 森本 太郎
資本金: 1億円
従業員数: 153名(2026年3月31日時点)
地域: 兵庫県西宮市・灘五郷・西宮郷
代表銘柄: 日本盛
伝統銘柄: 惣花
企業理念: 「企業に夢を 社会に幸せを 愛される日本盛をめざす」
社是: 品質第一・信用第一・実行第一
ブランドメッセージ: 「もっと、美味しく、美しく。」
主要酒米: 山田錦ほか
伝統技術: 丹波杜氏伝承の酒造技術
独自技術: オリジナル酵母・非加熱生酒充填・少量手造り
小仕込施設: SAKARI Craft
主要商品群: 純米大吟醸・純米吟醸・大吟醸・本醸造・普通酒・生酒・原酒・低糖質酒・発泡性清酒
主力日常酒: 晩酌
代表革新商品: 生原酒ボトル缶
健康志向商品: 糖質ゼロ プリン体ゼロ
新市場商品: JAPAN SODA
観光拠点: 酒蔵通り煉瓦館
蔵開き: 春・秋に開催実績あり
蔵見学: 蔵開き等で予約制実施
アクセス: 阪神西宮駅・JR西宮駅・阪急今津駅から徒歩約15分

日本盛は、

古い個人酒蔵から発展した会社ではない。

1889年、

「産業の興隆に資し、西宮の発展に役立つ事業を企てよう」

という地元有志が、

株式組織の「西宮企業会社」

を設立したことから始まった。

1896年、

西宮酒造株式会社。

1897年、

「日本盛」商標を譲受登録。

同年、

「日本盛」
「惣花」

を初出荷した。

そして日本盛の歴史を理解するうえで欠かせないのが、

「惣花」

である。

惣花は、江戸末期に丹波杜氏流の酒造法を磨いた名醸家・岸田忠左衛門が完成させたとされる銘酒。

1913年、

宮内庁御用酒「惣花」の詰元

となった。

さらに、

1915年 大正天皇即位式

1928年 昭和天皇即位式

へ御用酒として納入した記録が残る。

つまり日本盛は、

「明治に生まれた比較的新しい灘の会社」

でありながら、

歴史的銘酒を受け継ぐ会社

でもある。

👉 “西宮の近代企業精神と、丹波杜氏の伝統酒を一つにした酒蔵。”


③ 味ポジション

香り  :★★★☆☆〜★★★★★
甘味  :★★☆☆☆〜★★★★☆
旨味  :★★★★☆〜★★★★★
透明感 :★★★★☆〜★★★★★
酸   :★★★☆☆〜★★★★☆
キレ  :★★★★☆〜★★★★★
コク  :★★★☆☆〜★★★★★

👉 “旨味を残しながら、香りとキレで飲みやすく整える『西宮・現代食中型』。”

日本盛の味を一種類に固定することはできない。

ブランド全体では、

惣花の旨口。

大吟醸の香り。

山田錦の米旨。

生原酒の濃醇さ。

晩酌の飲みやすさ。

糖質ゼロ酒の軽快さ。

JAPAN SODAの爽快感。

まで大きく広がる。

その中核にあるのは、

食事と一緒に飲み続けられること。

である。

「惣花 純米吟醸」は、

芳醇な香り
+まろやかな口当たり
+すっきりした喉ごし
+気品あるコク。

甘・酸・辛・苦・渋という、

五味の調和

を重視する「味吟醸」とされる。

一方、

「惣花 純米大吟醸」は、

特A地区山田錦100%
+38%精米
+惣花酵母

によって、

高い香り
+しっかりした味

を両立する。

「純米大吟醸生酒 山田錦」は、

リンゴ様の華やかな香り
+山田錦のふくよかさ
+生酒のフレッシュ感。

そして「生原酒」は、

加水なし
+火入れなし

という濃度と鮮度を前面へ出す。

👉 “昔ながらの旨口から、フレッシュ・低アル・炭酸まで『飲む場面』に合わせて酒質を変える蔵。”


④ 強み

① 1889年創業、西宮の地域発展を目的に生まれた企業
② 灘五郷・西宮郷という日本有数の酒造立地
③ 1897年から「日本盛」ブランドを展開
④ 明治から守る伝統銘酒「惣花」
⑤ 1913年に宮内庁御用酒「惣花」の詰元
⑥ 大正天皇即位式へ惣花を納入
⑦ 昭和天皇即位式へ惣花を納入
⑧ 独自の「惣花酵母」を現在も使用
⑨ 特A地区山田錦38%精米の惣花純米大吟醸
⑩ 丹波杜氏の伝承技術を商品へ継承
⑪ 1980年、業界初PET容器詰清酒を発売
⑫ 1983年、紙容器「晩酌」を発売
⑬ 1987年、酒造副産物を生かす「米ぬか美人」開始
⑭ 2000年、酒蔵通り煉瓦館を開設
⑮ 2013年、業界初の駅構内生原酒量り売り店を開設
⑯ 2015年、業界初の200ml生原酒ボトル缶を発売
⑰ 独自の非加熱・無菌充填技術で生酒を常温流通
⑱ 2015年、業界初「糖質ゼロ・プリン体ゼロ」清酒を発売
⑲ 2017年、業界初HOT専用日本酒ボトル缶を発売
⑳ 日本酒を炭酸で飲む「JAPAN SODA」を商品化
㉑ オリジナル吟醸香高生産酵母を商品へ活用
㉒ 2021年、少量手造り施設「SAKARI Craft」開設
㉓ SAKARI Craftで企業・海外向けオーダー酒も製造
㉔ 2024年全国新酒鑑評会で本蔵・SAKARI Craft双方金賞
㉕ 2025年全国新酒鑑評会で本蔵金賞
㉖ 2026年全国新酒鑑評会でSAKARI Craft金賞・本蔵入賞

👉 “最大の強みは、大手酒造会社でありながら『日本酒はこう飲むもの』という前提を何度も壊してきたこと。”

代表例が、

生原酒ボトル缶

である。

通常、生酒は品質変化が早く、

冷蔵流通が基本となる。

日本盛は、

高性能濾過
+無菌充填
+遮光性・密閉性の高いアルミボトル缶

を組み合わせ、

生酒の長期保存と常温流通を実現。

2015年、

生原酒をアルミボトル缶へ入れた業界初の商品

として発売した。

その結果、

酒蔵で飲むものだった生原酒を、

コンビニ。

旅行。

アウトドア。

野球場。

へ持ち出せるようにした。

もう一つの象徴が、

SAKARI Craft

2021年10月、

本蔵の中に新設した小仕込施設。

大量生産設備とは分離し、

一から手造りで少量生産する。

企業周年酒。

海外オーダー酒。

大学との共同醸造。

などにも対応する。

2026年全国新酒鑑評会では、

SAKARI Craftが金賞。

本蔵も入賞した。

👉 “大量生産の技術と、小仕込み手造りの技術を同じ会社で持てることが日本盛の現在の強さ。”


⑤ 向いている人

・西宮郷の日本酒を知りたい人
・歴史的銘酒を飲みたい人
・山田錦の酒が好きな人
・旨味と香りを両立した酒を好む人
・食中酒を重視する人
・純米吟醸が好きな人
・大吟醸の華やかさを楽しみたい人
・生酒が好きな人
・原酒の濃さが好きな人
・冷酒だけでなく燗も楽しみたい人
・ロックで日本酒を飲みたい人
・手軽に本格酒を飲みたい人
・低糖質・低プリン体商品を選びたい人
・日本酒ソーダを試したい人
・日本酒初心者
・蔵開きや酒蔵体験を楽しみたい人

👉 “伝統酒からボトル缶まで、日本酒の幅そのものを楽しみたい人向け。”

選び方は、

惣花 純米大吟醸
→ 特A山田錦38%・最高級・香味調和

惣花 純米吟醸
→ 伝統銘酒・五味・味吟醸

大吟醸
→ 華やか・淡麗辛口

純米大吟醸生酒 山田錦
→ 山田錦・フルーティー・生

生原酒 純米大吟醸ボトル缶
→ 濃醇・芳醇・携帯性

生原酒 大吟醸ボトル缶
→ 吟醸香・辛口・フレッシュ

晩酌
→ 日常酒・旨味・食中

糖質ゼロ プリン体ゼロ
→ 軽快・健康志向

JAPAN SODA
→ 甘くない・炭酸・低アル

SAKARI Craft
→ 少量手造り・限定酒

と整理すると分かりやすい。


⑥ 向かない人

・小規模家族経営蔵だけを評価したい人
・生酛・山廃だけを最優先する人
・超濃醇熟成酒だけを求める人
・限定流通だけを価値基準にする人
・全国流通酒を避けたい人
・商品数が少ない蔵だけを好む人
・伝統的な一升瓶だけを日本酒らしいと考える人

👉 “一つの造りを守る蔵というより、伝統を核に飲み方そのものを広げる蔵。”

日本盛には、

純米大吟醸
+純米吟醸
+大吟醸
+本醸造
+普通酒
+生酒
+原酒
+燗酒
+発泡酒
+低糖質酒

まである。

そのため、

「惣花」だけで判断するより、「生原酒」「晩酌」「JAPAN SODA」「SAKARI Craft」まで横断すると本質が見える。


⑦ 商品カテゴリ

■ 超特撰 惣花 純米大吟醸

日本盛の最高級ブランドを担う純米大吟醸。

使用米:兵庫県特A地区山田錦100%
精米歩合:38%
酵母:惣花酵母

特A地区山田錦を38%まで磨き、

惣花専用のオリジナル酵母で醸す。

特徴は、

上質な高い香り
+しっかりした味
+香味の調和。

👉 “明治以来の銘酒を、現代の最高級純米大吟醸へ進化させた一本。”


■ 超特撰 惣花 純米吟醸

日本盛の歴史を最も分かりやすく飲める一本。

明治から守り続ける、

「惣花」。

特徴は、

芳醇な香り
+まろやか
+すっきりした喉ごし
+気品あるコク。

甘・酸・辛・苦・渋という、

五味が調和した「味吟醸」。

惣花という名前には、

「皆にもれなく祝儀を振る舞う」

という意味があり、

祝いの席との相性も深い。

👉 “日本盛の歴史・祝い・味を一つにした中心銘柄。”


■ 日本盛 大吟醸

日本盛の香り系を担う定番大吟醸。

特徴は、

芳醇な吟醸香
+淡麗辛口
+軽快な後口。

高級酒でありながら、

全国流通を前提とした買いやすさを持つ。

👉 “吟醸酒を特別な日だけのものにしない、日本盛の大吟醸。”


■ 純米大吟醸生酒 山田錦

山田錦100%
精米歩合:50%

丹波杜氏伝承の技で醸す。

日本盛独自の吟醸香高生産酵母を用い、

リンゴ様の爽やかな香り

を引き出す。

さらに、

火入れを行わない独自非加熱製法

によって、

フレッシュ
+ふくよか
+フルーティー

な酒質を保つ。

👉 “山田錦の米旨を、鮮度と香りで現代化した純米大吟醸。”


■ 生原酒 純米大吟醸 ボトル缶

純米大吟醸を、

生
+原酒

で楽しむ。

オリジナル酵母による、

フルーティーな吟醸香

と、

濃醇・芳醇

な味わいが特徴。

👉 “高級生原酒を、200mlという日常サイズへ。”


■ 生原酒 純米吟醸 ボトル缶

純米吟醸らしい、

米旨
+濃厚な果実香
+フレッシュ感

を持つ。

高性能濾過と無菌充填によって、

生酒の鮮度をボトル缶へ封じ込める。

👉 “酒蔵で飲む生酒を、どこでも飲める酒へ変えた一本。”


■ 生原酒 大吟醸 ボトル缶

特徴は、

ふわりと抜ける吟醸香
+軽快
+辛口。

冷やしてそのまま。

アウトドア。

旅行。

イベント。

まで持ち出せる。

👉 “大吟醸を、酒席ではなく移動できる飲み物へ変える。”


■ 生原酒 本醸造 ボトル缶

本醸造タイプの生原酒。

特徴は、

みずみずしい香り
+コク
+旨味
+原酒らしい濃さ。

冷酒だけでなく、

氷を入れるロック

も日本盛自身が提案している。

👉 “生原酒を、ストレートにもロックにも使える日常酒へ。”


■ 生の贅沢 純米大吟醸生酒

純米大吟醸を、

生酒

として比較的手軽な価格帯へ展開する商品。

特徴は、

贅沢な米の旨味
+華やかな香り。

👉 “純米大吟醸の生酒を、高級品だけにしない。”


■ 晩酌

1983年発売。

日本盛を代表する、

紙パック日常酒。

商品名そのものが、

飲用シーンを表している。

毎日の食卓で、

飲み飽きない旨味

を狙う。

👉 “ブランドではなく『晩酌』という生活習慣そのものを商品にした酒。”


■ 糖質ゼロ プリン体ゼロ

2015年発売。

清酒業界で初めて、

糖質ゼロ
+プリン体ゼロ

を同時に実現した商品。

健康を気にしながら、

日本酒を続けたい層へ向ける。

👉 “日本酒を『我慢するもの』ではなく、選択肢を変えて続けられる酒へ。”


■ 燗酒 ボトル缶

2017年、

業界初のHOT販売専用日本酒

として登場。

ボトル缶という、

冷酒・携帯酒の印象が強い容器を、

燗酒

へ転換した。

👉 “コンビニや屋外でも、温かい日本酒を飲めるようにした一本。”


■ JAPAN SODA

日本酒を、

炭酸で飲む

ことを前提に設計した商品。

米・米麹のみ

で造る酒へ炭酸を合わせる。

日本盛オリジナルの吟醸香高生産酵母によって、

リンゴ様の華やかな香り

を引き出す。

特徴は、

甘くない
+爽快
+後口すっきり。

アルコール度数は約7%。

揚げ物など味の強い食事にも合わせやすい。

👉 “日本酒を『酒器へ注ぐ酒』から、缶で飲む食中ソーダへ変える。”


■ SAKARI Craft

2021年10月に本蔵内へ新設した、

小仕込み手造り施設。

大規模製造設備とは異なり、

商品設計から、

蒸米。

麹。

発酵。

上槽。

まで、

少量生産で柔軟に対応する。

企業周年酒。

海外オーダー。

大学共同醸造。

蔵開き限定酒。

などを造る。

2026年全国新酒鑑評会では、

金賞。

👉 “大手日本盛の中につくった、小さな実験酒蔵。”


■ 綺縁 -KIEN-

甲南大学の学生と共同で、

SAKARI Craftにて醸造した産学連携酒。

学生が酒質設計だけでなく、

商品名。

ラベル。

販売。

まで参加した。

👉 “日本酒文化を次世代へ渡すため、学生と一緒に造った酒。”


■ 山田錦系商品

日本盛では、

山田錦を使った、

純米大吟醸生酒
特別本醸造
ボトル缶

などを展開。

特別本醸造山田錦は2010年、

兵庫県認証食品

にも認定された。

👉 “山田錦を最高級酒だけではなく、日常商品へ広げる。”


■ サムライロック・梅酒・リキュール

日本酒をベースに、

ライムなどを合わせる、

サムライロック

や梅酒等も展開。

日本酒そのものを飲まない人へ、

入口を増やす役割を持つ。

👉 “日本酒蔵の酒を、カクテル・リキュールへ広げる。”


■ 米ぬか美人・MINUCA

日本盛を他の大手酒蔵と分ける重要分野。

1987年、

「米ぬか美人」洗顔料

を発売。

酒造りで生まれる、

米ぬか
白ぬか
日本酒由来成分

を化粧品へ展開している。

👉 “米を酒にするだけでなく、美容まで使い切る。”


⑧ 飲み方

冷酒     :◎◎
常温     :◎◎
ぬる燗    :◎◎
熱燗     :◎
ロック    :◎◎
ワイングラス :◎◎
生原酒    :◎◎
ソーダ    :◎◎
食中酒    :◎◎

👉 惣花・純米大吟醸は冷酒〜ぬる燗。生原酒は冷酒〜ロック。晩酌は常温〜燗。JAPAN SODAはしっかり冷やす。

■ 料理との合わせ方

惣花 純米大吟醸
→ 鯛、鮨、蟹、上品な会席料理

惣花 純米吟醸
→ 天ぷら、焼魚、煮物、肉料理

大吟醸
→ 白身魚、刺身、冷菜

純米大吟醸生酒 山田錦
→ 刺身、カルパッチョ、鶏料理

生原酒 純米吟醸
→ 魚介、焼鳥、チーズ

生原酒 本醸造
→ 焼肉、唐揚げ、濃い味の料理

晩酌
→ 焼魚、煮物、鍋、おでん

糖質ゼロ プリン体ゼロ
→ 日常の家庭料理

JAPAN SODA
→ 唐揚げ、天ぷら、餃子、揚げ物

西宮なら、

鯛
穴子
蛸
焼鳥
おでん
天ぷら
蕎麦
中華料理

まで合わせやすい。

特にJAPAN SODAは、

和食だけでなく、

揚げ物などこってりした料理

との相性も公式に提案されている。

👉 “日本盛は料理に合わせて酒を選ぶだけでなく、温度・容器・炭酸まで飲み方を変える。”


⑨ 位置づけ

クラシック ← ◎ → ◎ モダン
穏やか   ← ◎ → ◎ 華やか
淡麗    ← ◎ → ◎ 濃醇
辛口    ← ◎ → ◎ 旨口
日常酒   ← ◎ → ◎ 最高級酒
伝統酒   ← ◎ → ◎ 機能性酒
大量生産  ← ◎ → ◎ 少量手造り
瓶     ← ◎ → ◎ 缶・紙・炭酸
酒単体   ← ○ → ◎ ライフスタイル
地域酒   ← ◎ → ◎ 全国ブランド

👉 “伝統銘酒を核に、容器・鮮度・健康・炭酸・クラフトまで日本酒の市場を広げる『西宮・飲用革新型』酒蔵。”

灘五郷の主要酒蔵で整理すると、

沢の鶴
=「米・純米・日常食中酒」

櫻正宗
=「宮水・正宗・協会一号酵母」

菊正宗
=「生酛・本流辛口・樽酒・研究」

白鶴
=「酒米研究・大規模生産・世界展開」

神戸酒心館
=「福寿・食・観光・環境」

泉酒造
=「震災復活・小規模・無濾過生」

辰馬本家酒造
=「白鹿・宮水・山田錦・酒文化」

日本盛
=「惣花・生原酒・ボトル缶・機能性酒・SAKARI Craft・飲用革新」

という違いがある。

日本盛のブランド構造は、

西宮
→ 1889年 西宮企業会社
→ 日本盛
→ 惣花
→ 宮内庁御用酒
→ 丹波杜氏
→ 晩酌
→ 米ぬか美人
→ 酒蔵通り煉瓦館
→ 生原酒量り売り
→ 生原酒ボトル缶
→ 糖質ゼロ・プリン体ゼロ
→ 燗酒ボトル缶
→ JAPAN SODA
→ SAKARI Craft

という流れを持つ。

重要なのは、

“大手メーカーだから新しいことができた”

だけではない。

日本盛の起点そのものが、

西宮を発展させるため、新しい企業をつくる

という発想だった。

1889年の創業から、

すでに革新的だった。

そのため、

PET容器。

紙パック。

化粧品。

量り売り。

生原酒ボトル缶。

糖質ゼロ。

HOTボトル缶。

日本酒ソーダ。

小仕込クラフト。

という流れは、

実は同じ一本の企業文化につながっている。

そして、

2000年には、

酒蔵通り煉瓦館

を開設。

蔵元直送酒。

量り売り。

酒と食。

蔵開き。

蔵見学。

香り体験。

などを通じ、

日本酒を「買う商品」だけではなく、

体験する文化

へ広げている。

2026年2月の新酒蔵開きでは、

SAKARI Craft見学。

限定酒試飲。

日本酒の香りラボ。

菰巻・鏡開き。

酒粕料理。

などを実施した。

つまり日本盛は、

“全国流通の日常酒メーカー”

だけではない。

伝統銘酒を守る。

日常酒を造る。

生酒を持ち運べるようにする。

健康ニーズへ応える。

炭酸で日本酒を飲ませる。

小仕込みで実験する。

学生と酒を造る。

化粧品へ米を使う。

そして2026年にも全国新酒鑑評会で金賞を取る。

“日本酒をどう造るかだけでなく、どう飲ませるかまで開発してきた酒蔵”

と捉えるのが最も適切である。


■ コピー

メイン

「伝統を守り、飲み方を変える。西宮の日本盛。」

サブ

1889年創業。「惣花」から生原酒まで、日本酒の次の楽しみ方をつくる。


■ 結論

兵庫県西宮市で1889年から酒造りを続ける日本盛。

その始まりは、

一人の蔵元ではない。

「西宮の産業を興し、地域を発展させる」

という地元有志の意思から生まれた、

西宮企業会社

だった。

そこから、

1897年に「日本盛」と「惣花」を出荷。

1913年には、

宮内庁御用酒「惣花」の詰元。

1915年の大正天皇即位式。

1928年の昭和天皇即位式。

へ御用酒として惣花を納めた。

この歴史だけなら、

日本盛は、

“明治の伝統酒蔵”

で終わる。

しかし実際には、

紙パック「晩酌」
+米ぬか化粧品
+生原酒量り売り
+生原酒ボトル缶
+糖質ゼロ・プリン体ゼロ
+燗酒ボトル缶
+JAPAN SODA
+SAKARI Craft

まで、酒の売り方・飲み方を変え続けてきた。

2026年には、

全国新酒鑑評会で、

SAKARI Craftが金賞。

本蔵も入賞。

つまり、

大規模な安定生産だけではなく、

少量手造りでも全国水準の酒を造れる

ことを示している。

一方、

130年以上の会社を代表する酒は、

現在も、

「惣花」。

特A地区山田錦を38%まで磨き、

専用の惣花酵母で醸す純米大吟醸へ進化した。

ここに日本盛の本質がある。

古い酒を捨てて新しくするのではない。

伝統酒を守る。

その横で、

容器を変える。

鮮度を変える。

温度を変える。

糖質を変える。

炭酸を入れる。

小さな仕込みへ戻る。

そうして、

日本酒を飲む人そのものを増やしていく。

明治の「惣花」を守りながら、次の日本酒の飲み方をつくり続ける――それが日本盛である。

日本盛のテロワールを味わう👇

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日本盛

伝統の「惣花」から生原酒まで、日本酒の飲み方を革新する1889年創業蔵。

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