溝上酒造(酒蔵ガイド)

北九州の米と水で醸す、旨みとキレの「天心」
正式名称|溝上酒造株式会社
所在地|福岡県北九州市八幡東区景勝町1-10
創業|1844年(弘化元年)
代表銘柄|天心(てんしん)
大分県中津で創業し、1931年に皿倉山の麓へ移転。清らかな水と寒造りに適した環境を求め、北九州で酒造りを続けている。
① 一行定義
北九州の米と皿倉山の水で、旨みとキレのある食中酒を醸す老舗酒蔵。
② ブランド要約
「天心」の軸は、食事と一緒に楽しむ日本酒。
蔵が目指すのは、味わいがあり、後味がよく切れる食中酒。地元産の酒米と、皿倉山系の軟水を生かしている。
定番の純米酒は、落ち着いた米の旨みを楽しむタイプ。辛口純米酒はすっきりと、大吟醸は果実を思わせる香りと豊かな味わいを楽しめる。食卓用から贈答用まで、目的に合わせて選べるブランド。
③ 味ポジション
基本は「米の旨み+すっきりした後味」。商品によって香りと辛さが変わる。
| 商品 | 味の特徴 | 選ぶ目安 |
|---|---|---|
| 天心 純米酒 火入れ | 落ち着いた旨口。味がしっかりある | 普段の食卓 |
| 天心 山田錦純米酒 | ふくよかな香りと米の旨み、良いキレ | 旨みをじっくり楽しむ |
| 天心 特別純米酒 | 米のふくらみと綺麗な酸 | ふくよかな味が好き |
| 天心 辛口純米酒 | 優しい口当たりと、すっきりした辛口 | 後味の軽快さを重視 |
| 天心 大吟醸 | 果実を思わせる香りと豊かな味わい | 香りも楽しみたい |
各商品の公式説明をもとに整理。辛口純米酒の日本酒度は+10。ただし、数値だけで甘辛の感じ方は決まらない。
④ 強み
地元の素材、丁寧な造り、食卓での使いやすさ。
- 北九州産の酒米
農家と協力し、地元での山田錦栽培に取り組む。 - 皿倉山系の軟水
敷地内の4つの井戸から汲み上げた水で仕込む。 - 細かな品質管理
米の吸水や発酵を管理し、低温設備で鮮度を保つ。 - 冷酒と燗酒の両方を楽しめる
山田錦純米酒や辛口純米酒は、冷酒から燗まで対応する。 - 鑑評会での実績
令和5酒造年度の全国新酒鑑評会で「大吟醸 雫」が金賞を受賞。
⑤ 向いている人
食事を楽しみながら、日本酒を飲みたい人。
本ガイドでは、次の好みに合いやすいと考える。
- 米の旨みと、すっきりした後味を両方楽しみたい。
- 冷酒だけでなく、燗酒も試したい。
- 北九州の米や水を生かした地酒を選びたい。
- 同じ蔵で、日常用と贈答用を選び分けたい。
- 辛口・ふくよか・香り系を飲み比べたい。
⑥ 向かない人
次の好みを最優先する場合は、商品を絞って選びたい。
- 強い甘さを求める人
定番の純米酒や辛口純米酒より、上品な甘みを持つ「天心 介 BASIC」を候補に。 - 華やかな香りを最優先する人
まずは果実香のある「天心 大吟醸」を。 - 軽さだけを求める人
純米酒には米の旨みもあるため、すっきりした「辛口純米酒」から試したい。
蔵全体の適否ではなく、好みに合わせた選び分けの目安。
⑦ 商品カテゴリ
| カテゴリ | 主な商品 | 楽しみ方・用途 |
|---|---|---|
| 純米酒 | 純米酒 火入れ/山田錦純米酒/特別純米酒/辛口純米酒 | 食卓、旨みや辛さの飲み比べ |
| 吟醸・純米吟醸 | 天心 純米吟醸/皿倉 吟醸/天の宙 純米吟醸 | 食事に合わせた選び分け |
| 大吟醸・純米大吟醸 | 天心 大吟醸/純米大吟醸40/大吟醸 雫/純米大吟醸 雫 | 特別な日、贈り物 |
| 本醸造 | 天心 本醸造 飛翔 | コクのある日常酒 |
| 生酒・季節商品 | 純米吟醸 生/辛口無濾過生純米酒/夏純米/天の宙 ひやおろし/にごり酒 | 季節や造りの違い |
| 地域の贈答商品 | 天心 音〜OTO〜/天心 介 BASIC・PREMIUM | 北九州の手土産 |
| 梅酒 | 天心 梅酒 | 日本酒以外の選択肢 |
公式掲載商品の主な分類。季節・限定商品は販売時期や在庫が異なる。
地域との取り組みも特徴。
「天心 介」は小倉織ブランド「小倉 縞縞」とのコラボレーション。「寿司×天心」は北九州市内のすし店で楽しむ純米酒で、店頭小売は行っていない。
⑧ 飲み方
まずは商品の推奨温度で。純米酒は燗にすると、選ぶ楽しさが広がる。
| 商品 | 蔵元推奨の飲み方 | 合わせたい料理の例 |
|---|---|---|
| 天心 山田錦純米酒 | 冷酒・ぬる燗・熱燗 | 焼き魚、煮物 |
| 天心 辛口純米酒 | 冷酒〜熱燗 | 刺身、天ぷら |
| 天心 特別純米酒 | 冷酒・燗 | 鶏料理、だしの利いた料理 |
| 天心 純米吟醸 | 冷酒〜ぬる燗 | 白身魚、冷ややっこ |
| 天心 大吟醸/純米大吟醸40 | 冷酒 | 魚介、軽い前菜 |
| 天心 介 BASIC | 冷酒・常温 | 料理と合わせながら、ゆっくり |
温度は蔵元の推奨、料理は本ガイドの提案。
生酒は冷蔵保存し、冷酒で楽しむ。
「純米吟醸 生」は火入れをしない商品で、蔵元も冷蔵保存を指定している。
⑨ 位置づけ
本ガイドでは、「北九州の素材を生かし、米の旨みとキレで食卓に寄り添う酒蔵」と位置づける。
選ぶ軸は、旨み・辛口・香り・贈答の4つ。
日常の食卓には純米酒。
すっきり飲むなら辛口純米酒。
香りを楽しむなら大吟醸。
地域らしい贈り物には「天心 介」。
■ コピー
北九州の米と水。食卓に、旨みとキレ。
地元を醸し、料理に寄り添う「天心」。
■ 結論
最初の一本は「天心 山田錦純米酒」。
ふくよかな米の旨みとキレがあり、冷酒でも燗でも楽しめる。溝上酒造の特徴を知る入口に選びたい。
すっきり派は「辛口純米酒」、ふくよか派は「特別純米酒」。香りを楽しむなら「大吟醸」、贈り物なら「純米大吟醸40」や「天心 介」を。
食事と温度に合わせて選ぶと、「天心」の良さが見えてくる。
溝上酒造のテロワールを味わう👇
| イメージ | 酒蔵 | 説明 | リンク |
|
1
![]() |
溝上酒造 |
北九州の米と皿倉山の水で、旨みとキレのある食中酒を醸す老舗酒蔵。 |

