松瀬酒造(酒蔵企業分析)
― 万延元年・1860年創業。滋賀県蒲生郡竜王町弓削で、地下120mの岩盤下を流れる鈴鹿山系・愛知川伏流水と、1988年から契約栽培を続ける竜王町産山田錦を中核に、「松の司」を醸す酒蔵。1992年には原料米を100%契約栽培へ移行し、環境こだわり農産物、無農薬・無化学肥料栽培、土壌別仕込み、有機JAS清酒へ深化。1.2t以下の小仕込み、箱麹、社内保存酵母、生酛、5℃以下の瓶貯蔵熟成を組み合わせ、2026年には全国新酒鑑評会金賞、IWCで「弓削竜王」「オーガニック純米酒 渡船」がGold、SAKE COMPETITIONでは3商品がGOLDを受賞した、“竜王テロワール型・100%契約栽培型・精密小仕込み型・土壌別酒米表現型・オーガニック深化型酒蔵” ―
※本稿は2026年9月時点で確認できる松瀬酒造公式情報、酒類総合研究所等の公開情報を基に整理しています。松瀬酒造株式会社は滋賀県蒲生郡竜王町大字弓削475番地、創業は万延元年・1860年、代表取締役は松瀬忠幸氏、杜氏は石田敬三氏です。資本金は1,000万円です。
① 導入・一行定義
滋賀県蒲生郡竜王町大字弓削475番地。
広い田園が続く近江平野の中で、
松瀬酒造株式会社
は酒を醸しています。
創業は、
万延元年・1860年。
代表銘柄は、
「松の司」
です。
松瀬酒造の酒造りを理解するうえで重要なのは、
米
水
土
微生物
小仕込み
です。
地元竜王町で育つ酒米と、地下120mから汲み上げる鈴鹿山系・愛知川伏流水を起点に、原料から醸造・熟成まで細かく管理します。
一行定義
「万延元年・1860年創業。滋賀県竜王町弓削で、地下120mの鈴鹿山系・愛知川伏流水、100%契約栽培米、1.2t以下の小仕込み、箱麹、生酛・社内保存酵母、低温熟成を組み合わせ、山田錦の土壌差や有機栽培まで酒質へ表現する、“竜王テロワール型・100%契約栽培型・精密小仕込み型・オーガニック深化型酒蔵”」
② 結論・企業ポジション
松瀬酒造最大の企業価値は、
「米を仕入れるのではなく、田んぼから酒質を設計していること」
です。
1988年、
地元竜王町と兵庫県旧東条町で、
山田錦を中心とする契約栽培
を開始。
1992年には、
全原料米を契約栽培へ移行
しました。
さらに、
2002年産から全契約農場で、
「環境こだわり農産物認証」
を取得。
2003年産からは、
栽培期間中無農薬・無化学肥料栽培
へ取り組んでいます。
現在はその先へ進み、
土壌別仕込み
有機JAS清酒
蔵付酵母
有機山田錦
有機渡船
まで展開しています。
2026年には、
全国新酒鑑評会 金賞
さらにIWCで、
「松の司 純米大吟醸 弓削竜王」=Gold
「松の司 オーガニック純米酒 渡船」=Gold+滋賀純米トロフィー
を獲得しました。
SAKE COMPETITION 2026では、
純米大吟醸 黒=純米大吟醸部門8位
純米吟醸 楽=純米吟醸部門9位
生酛純米酒=純米酒部門5位
となり、3商品がGOLDを受賞しています。
| 評価軸 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 松瀬酒造株式会社 |
| 所在地 | 滋賀県蒲生郡竜王町大字弓削475 |
| 創業 | 1860年・万延元年 |
| 会社創立 | 1963年10月1日 |
| 代表取締役 | 松瀬忠幸 |
| 杜氏 | 石田敬三 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 主銘柄 | 松の司 |
| 水 | 鈴鹿山系・愛知川伏流水 |
| 井戸 | 地下120m |
| 原料米 | 100%契約栽培 |
| 地元米 | 竜王町産山田錦・吟吹雪・渡船等 |
| 高級酒米 | 東条山田錦 |
| 最高精米 | 30% |
| 小仕込み | 1.2t以下 |
| 麹 | 箱麹法 |
| 酒母 | 速醸・生酛 |
| 酵母 | 金沢・熊本・蔵付・社内保存等 |
| 熟成 | 瓶詰・5℃以下 |
| オーガニック | 有機JAS清酒あり |
| 2026全国新酒鑑評会 | 金賞 |
| IWC2026 | 2商品Gold |
| SAKE COMPETITION 2026 | 3商品GOLD |
| 直販 | 原則なし |
| 流通 | 特約販売店中心 |
| 本質 | 田んぼから酒質を設計する精密テロワール蔵 |
③ 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 会社名 | 松瀬酒造株式会社 |
| 所在地 | 〒520-2501 滋賀県蒲生郡竜王町大字弓削475 |
| TEL | 0748-58-0009 |
| FAX | 0748-58-0194 |
| 創業 | 万延元年・1860年 |
| 会社創立 | 1963年10月1日 |
| 代表取締役 | 松瀬忠幸 |
| 杜氏 | 石田敬三 |
| 資本金 | 1,000万円 |
| 事業内容 | 日本酒「松の司」の製造・販売 |
| 主銘柄 | 松の司 |
| 原料米 | 100%契約栽培 |
| 仕込み水 | 鈴鹿山系・愛知川伏流水 |
| 直販 | 原則なし |
| 通販 | 自社通販なし |
| 主販路 | 特約販売店 |
公式会社概要では、創業1860年、代表取締役・松瀬忠幸氏、杜氏・石田敬三氏、資本金1,000万円とされています。自社による直接小売・ネット通販は行わず、特約販売店を通じて販売しています。
④ 歴史・企業沿革
1. 1860年 ― 創業
万延元年。
竜王町弓削で創業。
幕末から現在まで、
近江の田園地帯で酒を造り続けています。
2. 「松の司」
現在まで、
「松の司」
を企業ブランドとして継承。
大量銘柄展開より、
一つのブランドの内部で、
酒米、
精米、
土壌、
酵母、
製法を変える構造を取っています。
3. 1988年 ― 契約栽培開始
地元竜王町と、
兵庫県旧東条町で、
山田錦契約栽培
を開始しました。
4. 1992年 ― 100%契約栽培へ
全原料米を、
契約栽培米へ移行。
現在まで続く松瀬酒造の最大の企業基盤です。
5. 2002年 ― 環境認証
契約農場で、
環境こだわり農産物認証
を取得。
6. 2003年 ― 無農薬・無化学肥料
一部圃場で、
栽培期間中無農薬・無化学肥料栽培
へ進みます。
後の、
AZOLLA
へつながりました。
7. 2007年 ― IWC
IWC SAKE部門で、
純米吟醸酒・純米大吟醸酒トロフィー
を受賞しました。
8. 2017~2019年
全国新酒鑑評会で、
3年連続金賞。
9. 2023・2024年
全国新酒鑑評会で、
連続金賞。
2024年の公式受賞歴にも金賞として掲載されています。
10. 2024年 ― 美酒 of the Year
「松の司 純米吟醸 みずき」が、
美酒 of the Year 2024
を受賞。
全エントリー酒の中で最高評価を受けました。
11. 2024年産 ― 有機山田錦
弓削産山田錦の取り組みを、
オーガニック栽培
へ深化。
「純米大吟醸 弓削竜王」へつながります。
12. 2026年
全国新酒鑑評会、
金賞。
IWC、
2商品Gold。
SAKE COMPETITION、
3商品GOLD。
伝統・地域原料・定番酒の三方向で同時に結果を出しています。
歴史の本質
「酒造技術だけでなく、田んぼ・農法・土壌まで酒蔵経営の対象へ広げてきた160年以上の歴史」
です。
⑤ 自然環境・水・テロワール
松瀬酒造のテロワールは、
竜王町
鈴鹿山系
愛知川
日野川
田園
土壌
によって成立します。
最大の自然資産は、
地下120mから汲み上げる仕込み水
です。
その水脈は、
鈴鹿山系・愛知川伏流水。
大きな岩盤の下を流れ、
長い時間をかけて岩石からミネラルを取り込んだ水です。
松瀬酒造はこのミネラル感を、
酒の骨格
テクスチャー
力強さ
につながる要素として捉えています。
弓削地区
酒蔵のある弓削は、
日野川の大きな蛇行部の南側に位置し、
複数の河川が交わる土地です。
土壌には、
粘土質
砂
砂利・鉱物質
が混在し、
「竜王山田錦・土壌別仕込」では、
骨格のしっかりした酒質
として表現されています。
テロワール構造
鈴鹿山系
↓
愛知川伏流水
↓
地下120m水脈
↓
竜王町
↓
日野川・各河川
↓
地区ごとの土壌
↓
山田錦
↓
松の司
です。
本質
「米の産地ではなく、田んぼ一枚ごとの土まで酒質として扱う蔵」
です。
⑥ 原料米・農業戦略
松瀬酒造の企業戦略の中心は、
米です。
しかも、
単に良い酒米を買うのではありません。
100%契約栽培。
契約農家と長期的に関係を築き、
圃場、
農法、
土壌、
栽培履歴を含めて管理します。
1. 竜王町産山田錦
最重要地域原料。
約30年以上かけて、
地元で山田錦を育てる
ことに取り組んできました。
2. 東条山田錦
最高級ラインでは、
兵庫県特A地区、
東条産山田錦
を使用します。
「黒」は35%精米。
「Ultimus」は30%精米です。
3. 吟吹雪
「楽」などで使用。
滋賀県・竜王の地域性を支える酒米です。
4. 渡船
竜王町で栽培する、
有機渡船
を使用。
「オーガニック純米酒 渡船」では、
若井農園が栽培した有機米を使用します。
5. 有機山田錦
2024年産には、
弓削産山田錦のオーガニック栽培
へ進化。
2026年IWC Goldの、
「純米大吟醸 弓削竜王」
へつながりました。
6. AZOLLA
栽培期間中、
無農薬
無化学肥料
で育てた竜王産山田錦を使用。
水田の生態系そのものを重視するシリーズです。
原料戦略の本質
東条山田錦=最高品質
竜王山田錦=土地
有機山田錦=未来
渡船=生命力
吟吹雪=地域日常酒
です。
⑦ 酒造技術・製造思想
松瀬酒造の技術体系は、
非常に明確です。
丁寧な原料処理
+
箱麹
+
酵母管理
+
小仕込み
+
完全発酵
+
低温瓶熟成
です。
1. 自家精米・原料処理
契約栽培米を、
蔵人が時間をかけて精米。
原料処理を酒質の起点にします。
2. 箱麹法
麹造りには、
箱麹法
を採用。
米の旨味と深みを作ります。
3. 速醸酒母
社内保存酵母等を使い、
安定した酒質を設計します。
4. 生酛
一方で、
昔ながらの生酛酒母
も採用。
「生酛純米酒」では、
山卸を行い、
蔵付酵母が入るのを待つ製法を採っています。
5. 小仕込み
醪は、
1.2t以下。
大仕込みを避け、
発酵温度を細かく管理します。
6. 低温・完全発酵
温度を低く抑えながら、
完全発酵
を目指します。
華やかさだけでなく、
キレと食中性へつなげます。
7. 瓶貯蔵
瓶詰めした状態で、
5℃以下
の低温環境に保管。
熟成によって酒質を整えます。
技術 → 酒質
ミネラルある伏流水
+
契約栽培米
+
精密精米
+
箱麹
+
小仕込み
+
完全発酵
+
低温熟成
↓
穏やかな香り
↓
透明感
↓
米の旨味
↓
骨格
↓
繊細な酸
↓
きれいなキレ
です。
⑧ ブランド構造
松瀬酒造は、
単一ブランド深掘り型
です。
「松の司」の中で、
酒米・土壌・農法・精米・製法を変えます。
| 商品群 | 役割 |
|---|---|
| Ultimus | 最高峰大吟醸 |
| 黒 | 通常最高峰純米大吟醸 |
| 弓削竜王 | 地元有機山田錦 |
| AZOLLA35 | 自然・無農薬・蔵付酵母 |
| 竜王山田錦 Blue | 土壌別テロワール |
| 陶酔 | スタンダード高級酒 |
| 純米吟醸 | 中核 |
| 楽 | 家飲み |
| みずき | 水の探究 |
| オーガニック渡船 | 有機JAS・生酛 |
| 生酛純米 | 蔵付酵母・伝統 |
| 産土 | 日常・土地 |
| 尾花 | 熟成・秋 |
| あらばしり | 新酒 |
ブランド構造の本質
Ultimus=技術の頂点
黒=品質基準
Blue=土
弓削竜王=土地+有機
みずき=水
渡船=微生物と生命
楽=日常
です。
⑨ 商品ポートフォリオ
1. 松の司 大吟醸 Ultimus
- 東条山田錦
- 精米30%
- 15度
- 熊本酵母・協会18号等
松の司最高峰。
通常1年以上熟成する大吟醸系とは異なり、
新酒の瑞々しさを残しながら品格を表現します。
2. 松の司 純米大吟醸 黒
- 東条山田錦
- 精米35%
- 熊本酵母主体
通常商品のフラッグシップ。
華やかさ
繊細なレイヤー
奥行き
ふくらみ
を持ちます。
3. 松の司 純米大吟醸 弓削竜王
- 弓削産有機山田錦
- 精米35%
- 金沢酵母
2026 IWC Gold。
竜王町弓削の土地と農業を最も高い次元で表現する商品です。
4. AZOLLA35
- 竜王町産山田錦
- 無農薬・無化学肥料
- 精米35%
- 蔵付酵母
農法・微生物・土地
まで一体化した純米大吟醸です。
5. 竜王山田錦[土壌別仕込]Blue
- 竜王町産山田錦
- 精米50%
- 金沢酵母
田んぼを地区ごとに分け、
同じ山田錦でも土壌差を酒へ表現
します。
6. 純米大吟醸 陶酔
- 東条山田錦
- 精米45%
- 熊本酵母主体
松の司の、
スタンダード純米大吟醸。
爽やかな果実香と、
透明感のある旨味が特徴です。
7. 純米吟醸
- 山田錦
- 精米55%
- 金沢酵母
バランス
を最重要視。
香り、
旨味、
余韻のどれかを突出させない設計です。
8. 純米吟醸 楽
- 竜王町産山田錦・吟吹雪
- 精米60%
- 金沢酵母主体
家飲み向け。
穏やかな香り、
優しい味わい、
冷酒から燗まで対応します。
9. 純米吟醸 みずき
水を主役にした日本酒。
通常より多くの水を使い、
13度の軽やかな酒質へ設計。
2024年、
美酒 of the Year
を受賞しました。
10. オーガニック純米酒 渡船
- 竜王町産有機渡船
- 精米65%
- 蔵付酵母
- 生酛
有機JAS認証清酒。
2026 IWC Gold、
さらに、
滋賀純米トロフィー
を受賞しました。
11. 生酛純米酒
- 竜王町産米
- 精米65%
- 蔵付酵母
自然な旨味、
程よい酸、
キレを持つ酒。
SAKE COMPETITION 2026純米酒部門、
5位・GOLD。
12. 産土
精米65%。
選別で外れた良質米も活用する、
純米造りの普通酒。
冷酒から飛切燗まで幅広く対応します。
13. 純米酒 尾花
異なる醸造年度の酒をブレンド。
熟成
を秋酒として表現します。
14. 純米吟醸 あらばしり
毎年、
最初に発売される新酒。
竜王産山田錦を使い、
季節の鮮度を表現します。
⑩ 味わい・酒質ポジション
松の司の酒質を一言で表すなら、
「透明・骨格・旨味・余韻」
です。
華やかな吟醸香だけで押す酒ではありません。
基本構造は、
穏やかな香り
↓
滑らかな入口
↓
米の旨味
↓
ミネラル感
↓
芯のある骨格
↓
酸
↓
キレ
↓
静かな余韻
です。
特に地下120mの井戸水が持つミネラル感を、
酒質の骨格
として重視しています。
| 味覚軸 | 評価 |
|---|---|
| 吟醸香 | ★★★★☆ |
| 華やかさ | ★★★★☆ |
| 透明感 | ★★★★★ |
| 米旨 | ★★★★★ |
| ミネラル感 | ★★★★★ |
| 骨格 | ★★★★★ |
| 酸 | ★★★★☆ |
| キレ | ★★★★★ |
| 余韻 | ★★★★★ |
| 繊細さ | ★★★★★ |
| 食中適性 | ★★★★★ |
| 冷酒適性 | ★★★★★ |
| 燗適性 | ★★★★★ |
| 熟成適性 | ★★★★★ |
| 酒米差表現 | ★★★★★ |
| 初心者適性 | ★★★★☆ |
酒質定義
「竜王型・透明骨格食中酒」
です。
⑪ 品質評価・受賞実績
松瀬酒造は、
国内鑑評会・IWC・市販酒コンペのすべてで実績を持つ蔵
です。
全国新酒鑑評会
公式受賞歴では、
1958
1992
1999
2009
2017
2018
2019
2023
2024
に金賞。
さらに、
2026年も金賞。
IWC 2007
純米吟醸酒・純米大吟醸酒トロフィー。
IWC 2026
弓削竜王=Gold
オーガニック純米酒 渡船=Gold
さらに渡船は、
滋賀純米トロフィー。
SAKE COMPETITION 2026
純米大吟醸 黒=8位 GOLD
純米吟醸 楽=9位 GOLD
生酛純米酒=5位 GOLD。
美酒コンクール2024
純米吟醸みずき=美酒 of the Year。
能登杜氏自醸清酒品評会
2019年、
最優秀賞。
品質評価の本質
松瀬酒造の強さは、
「鑑評会用大吟醸だけではなく、純米吟醸・純米・有機酒まで評価対象が広がっていること」
です。
⑫ 地域ブランド・食文化
松瀬酒造の地域ブランドは、
竜王
弓削
近江
鈴鹿水系
です。
1. 竜王町
酒蔵所在地であり、
酒米産地。
「松の司」を理解するうえで最重要の地域です。
2. 弓削
蔵所在地そのもの。
純米大吟醸「弓削竜王」
まで商品名へ昇華されています。
3. 土壌
Blueシリーズでは、
地区ごとに異なる土壌を酒へ表現。
ワイン的な、
区画・土壌・栽培者
という考えを日本酒へ持ち込んでいます。
4. 近江米文化
竜王は水田地帯。
酒米契約栽培は、
地域農業と酒蔵経営を直接つなぎます。
5. 近江牛
竜王を含む近江地域は、
近江牛文化
との相性も高く、
酒の骨格・酸・旨味は肉料理にも合わせやすい設計です。
地域構造
鈴鹿山系=水
竜王=地域
弓削=蔵
田んぼ=農業
山田錦・渡船=米
土壌=個性
松の司=酒
です。
⑬ 食中酒・ペアリング戦略
松瀬酒造は、
食中酒型の酒蔵
です。
公式サイトでも、
各商品に合わせた料理レシピを継続的に提案しています。
たとえば、
生酛純米酒×さつまいもの南蛮漬け
純米酒×里芋のソテー
純米吟醸×ポテトサラダ
陶酔×焼き茄子
などです。
| 酒 | 合わせたい料理 | 理由 |
|---|---|---|
| Ultimus | 白身魚・会席 | 繊細・高雅 |
| 黒 | 鯛・鮑 | 奥行き |
| 弓削竜王 | 近江牛 | 骨格・旨味 |
| AZOLLA35 | 野菜料理 | 自然・生命力 |
| Blue | 土地の料理 | 土壌個性 |
| 陶酔 | 焼野菜 | 透明旨味 |
| 純米吟醸 | 魚料理 | バランス |
| 楽 | 家庭料理 | 軽快 |
| みずき | 前菜 | 低アル・柔らか |
| 渡船 | 発酵料理 | 生酛・旨味 |
| 生酛純米 | 煮物 | 酸・キレ |
| 産土 | 焼魚 | 日常食中 |
| 尾花 | 秋の茸・肉 | 熟成 |
| あらばしり | 冬の魚介 | 新酒 |
食中酒の本質
「料理より前に出ないが、料理の味を押し上げる酒」
です。
⑭ 観光・直売・顧客接点
松瀬酒造は、
観光直売型ではなく、ブランド管理型酒蔵
です。
重要なのは、
自社で直接小売をしていないこと。
公式は、
インターネット通販を含め、
直接小売販売を行っていない
と明記しています。
したがって、
VISON型や大型見学型とは異なり、
「酒蔵へ大量の観光客を集める」より、「酒質と特約店ネットワークを守る」
構造です。
きき酒会
一方で、
顧客との体験接点は持っています。
2026年にも、
第39回 松の司きき酒会
を開催。
20代向け特典など、
若い日本酒層との接点も設けています。
観光類型
「大量観光型ではなく、酒質理解・きき酒・地域農業理解型」
です。
⑮ 流通・販売戦略
松瀬酒造の販売戦略は、
特約店流通
が中心です。
自社通販、
蔵元直販へ大きく広げるのではなく、
酒の保管・説明・販売品質を理解する販売店
を通します。
1. 特約店
主要販路。
専門性の高い酒販店と関係を築きます。
2. 通販
松瀬酒造自身ではなく、
特約販売店の通販
を利用する構造です。
3. 小仕込の会
限定商品や、
販売店との関係性を深める仕組みがあります。
4. 高級市場
「Ultimus」
「黒」
「弓削竜王」
「AZOLLA」
で、
プレミアム日本酒市場
を担います。
5. 日常市場
「楽」
「生酛純米」
「産土」
で、
普段の食卓
を支えます。
流通の本質
「大量に広く売るのではなく、理解できる店を通じて深く売る」
です。
⑯ ターゲット
| ターゲット | 適合度 | 理由 |
|---|---|---|
| 滋賀県民 | ★★★★★ | 竜王酒 |
| 竜王町民 | ★★★★★ | 地酒 |
| 日本酒中級者 | ★★★★★ | 土壌・酒米 |
| 日本酒上級者 | ★★★★★ | 精密設計 |
| 純米大吟醸層 | ★★★★★ | 黒・Blue |
| 山田錦ファン | ★★★★★ | 竜王・東条 |
| 渡船ファン | ★★★★★ | 有機酒 |
| 生酛ファン | ★★★★★ | 蔵付酵母 |
| オーガニック志向 | ★★★★★ | 有機JAS |
| 食中酒層 | ★★★★★ | 最大強み |
| 燗酒層 | ★★★★★ | 生酛・産土 |
| 家飲み層 | ★★★★★ | 楽 |
| ワイン愛好家 | ★★★★★ | 土壌別 |
| テロワール志向 | ★★★★★ | Blue |
| 環境志向 | ★★★★★ | AZOLLA |
| ギフト需要 | ★★★★★ | Ultimus・黒 |
⑰ 競合比較
滋賀県内では、
浪乃音酒造
喜多酒造
冨田酒造
北島酒造
などと比較すると特徴が明確です。
| 項目 | 松瀬酒造 | 浪乃音酒造 | 喜多酒造 | 冨田酒造 |
|---|---|---|---|---|
| 地域 | 竜王 | 大津・堅田 | 東近江 | 長浜・木之本 |
| 主銘柄 | 松の司 | 浪乃音 | 喜楽長 | 七本鎗 |
| 創業 | 1860 | 1805 | 1820 | 1534 |
| 主軸 | 米・土・精密 | 家族・料理 | 吟醸・食中 | 歴史・米 |
| 地元山田錦 | 極めて強い | 一部 | 強い | 一部 |
| 契約栽培 | 100% | 個別 | 強い | 強い |
| 有機 | 極めて強い | 限定 | 一部 | 一部 |
| 土壌別 | 極めて強い | ― | ― | 一部 |
| 小仕込み | 極めて強い | 強い | 強い | 強い |
| 特約店流通 | 強い | 強い | 強い | 強い |
| 最大差 | 100%契約米×土壌×水 | 家族×琵琶湖×料理 | 香味バランス | 北近江×歴史 |
差別化
浪乃音酒造が「家族・琵琶湖・料理」を中心にするのに対し、松瀬酒造は「農地・土壌・水・微生物」をより深く掘り下げる酒蔵です。
特に、
100%契約栽培
土壌別仕込
有機JAS
まで進んでいる点は、
県内でも非常に明確な差別化要素です。
⑱ SWOT分析
| 区分 | 要素 | 評価 | 戦略的意味 |
|---|---|---|---|
| Strength | 1860年創業 | 強い | 歴史 |
| Strength | 松の司 | 極めて強い | ブランド |
| Strength | 地下120m井戸 | 極めて強い | 水 |
| Strength | 100%契約栽培 | 最大 | 原料 |
| Strength | 竜王山田錦 | 最大 | テロワール |
| Strength | 東条山田錦 | 極めて強い | 高級酒 |
| Strength | 土壌別仕込み | 最大 | 独自性 |
| Strength | 有機JAS | 最大 | 環境 |
| Strength | AZOLLA | 強い | 自然 |
| Strength | 蔵付酵母 | 強い | 微生物 |
| Strength | 生酛 | 強い | 伝統 |
| Strength | 小仕込み | 極めて強い | 品質 |
| Strength | IWC Gold | 極めて強い | 海外 |
| Strength | 全国金賞 | 極めて強い | 国内 |
| Weakness | 生産量拡大に制約 | 高 | 小仕込み |
| Weakness | 自社直販なし | 中 | D2C |
| Weakness | 初心者には説明が難しい | 中 | 土壌・農法 |
| Weakness | 高品質米依存 | 高 | 原料 |
| Weakness | 商品体系が複雑 | 中 | 理解難度 |
| Opportunity | テロワール需要 | 最大 | Blue |
| Opportunity | オーガニック市場 | 最大 | 渡船 |
| Opportunity | 海外高級SAKE | 最大 | IWC |
| Opportunity | ワイン層 | 大 | 土壌別 |
| Opportunity | ESG・環境 | 大 | AZOLLA |
| Opportunity | 食中酒市場 | 大 | 全体 |
| Threat | 米価格高騰 | 高 | 全量契約 |
| Threat | 気候変動 | 最大 | 酒米 |
| Threat | 山田錦品質変動 | 高 | 高級酒 |
| Threat | 農家高齢化 | 高 | 契約農業 |
| Threat | プレミアム酒競争 | 高 | 高価格帯 |
⑲ PEST分析
| 区分 | 外部環境 | 影響 | 対応 |
|---|---|---|---|
| Political | 環境農業政策 | 追い風 | 有機・環境認証 |
| Political | 日本酒輸出支援 | 追い風 | IWC |
| Political | 地方創生 | 追い風 | 竜王 |
| Economic | 米価上昇 | リスク | 契約栽培 |
| Economic | 高級日本酒市場 | 機会 | 黒・Ultimus |
| Economic | 海外和食市場 | 機会 | 食中酒 |
| Social | オーガニック志向 | 最大 | 渡船 |
| Social | テロワール志向 | 最大 | Blue |
| Social | サステナブル消費 | 大 | AZOLLA |
| Social | 低アル需要 | 大 | みずき |
| Technological | 発酵温度管理 | 強み | 小仕込み |
| Technological | 精米技術 | 強み | 30~35% |
| Technological | 微生物管理 | 強み | 蔵付酵母 |
| Environmental | 鈴鹿伏流水 | 最重要 | 水 |
| Environmental | 気候変動 | 最大リスク | 農業 |
⑳ 4P分析
| 区分 | 現状 | 評価 |
|---|---|---|
| Product | 普通酒~30%大吟醸・有機・土壌別 | ★★★★★ |
| Price | 日常~プレミアム | ★★★★★ |
| Place | 特約販売店中心 | ★★★★★ |
| Promotion | 米・水・土・受賞・環境 | ★★★★★ |
Product
商品体系は、
普通酒
↓
純米
↓
生酛純米
↓
純米吟醸
↓
純米大吟醸
↓
大吟醸
↓
土壌別
↓
有機JAS
↓
蔵付酵母
↓
熟成・季節酒
まで広がります。
Price
「楽」「産土」の日常帯から、
「黒」「弓削竜王」「Ultimus」の高級帯まで、
階層が明確
です。
Place
特約店中心。
大量量販より、
品質説明のできる酒販店を重視します。
Promotion
最大の訴求要素は、
100%契約栽培
地下120m
土壌別
有機JAS
2026国内外受賞
です。
㉒ ブランドコピー・見せ方
メインコピー
田んぼから、松の司は始まる。
竜王型
竜王の米を、竜王の水で。
水型
地下120メートルの時間を、一杯へ。
土壌型
同じ山田錦でも、田んぼが違えば酒は変わる。
弓削竜王型
この土地からしか、生まれない純米大吟醸。
オーガニック型
自然と造る。人だけでは造らない。
AZOLLA型
田んぼの生命を、酒へ。
食中酒型
静かな酒ほど、料理を引き立てる。
企業型
百六十年。酒造りは、米造りへ。
海外型
MATSUNOTSUKASA — Sake born from the soil, rice and water of Ryuo.
㉓ この酒蔵をどう見せるべきか
① 最大の企業資産
100%契約栽培
です。
1992年から全原料米を契約栽培へ移行しています。
② 最大の自然資産
地下120mの鈴鹿山系・愛知川伏流水
です。
③ 最大の地域資産
竜王町産山田錦
です。
約30年以上、
農家とともに育ててきました。
④ 最大の技術資産
1.2t以下の小仕込み
です。
発酵を細かく管理し、
繊細な味を作ります。
⑤ 最大のテロワール資産
土壌別仕込み Blue
です。
日本酒で「土」の違いまで商品化しています。
⑥ 最大の未来資産
有機酒
です。
「弓削竜王」
「オーガニック純米酒 渡船」
「AZOLLA」
によって、
環境価値を品質価値へ変換しています。
⑦ 最新の品質証明
2026 全国新酒鑑評会 金賞
IWC 2026 Gold×2
SAKE COMPETITION 2026 GOLD×3
です。
㉔ 最終評価
| 評価軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 歴史性 | 5.0/5 | 1860年 |
| 地域性 | 5.0/5 | 竜王・弓削 |
| 水資産 | 5.0/5 | 地下120m |
| 原料管理 | 5.0/5 | 100%契約栽培 |
| 山田錦力 | 5.0/5 | 竜王+東条 |
| 農業連携 | 5.0/5 | 1988年~ |
| 土壌表現 | 5.0/5 | Blue |
| 有機農業 | 5.0/5 | 山田錦・渡船 |
| 有機JAS | 5.0/5 | 認証清酒 |
| 小仕込み | 5.0/5 | 1.2t以下 |
| 麹技術 | 5.0/5 | 箱麹 |
| 生酛 | 5.0/5 | 蔵付酵母 |
| 酵母使い分け | 5.0/5 | 多様 |
| 熟成管理 | 5.0/5 | 5℃以下 |
| 純米大吟醸力 | 5.0/5 | 黒・Blue等 |
| 純米吟醸力 | 5.0/5 | 楽・みずき |
| 純米酒力 | 5.0/5 | 生酛 |
| 食中酒力 | 5.0/5 | 中核 |
| 燗酒力 | 4.9/5 | 生酛・産土 |
| 国内評価 | 5.0/5 | 全国金賞 |
| 国際評価 | 5.0/5 | IWC |
| 市販酒評価 | 5.0/5 | SAKE COMPETITION |
| 流通管理 | 5.0/5 | 特約店 |
| 独自性 | 5.0/5 | 土×米×水 |
| 成長可能性 | 5.0/5 | テロワール・有機 |
| 総合競争力 | 5.0/5 | 極めて高い |
㉖ 最終結論
松瀬酒造株式会社は、滋賀県蒲生郡竜王町大字弓削475番地に蔵を構える、万延元年・1860年創業の酒蔵です。
代表銘柄は、
「松の司」。
現在の代表取締役は、
松瀬忠幸氏。
杜氏は、
石田敬三氏。
この酒蔵を最も特徴付けるのは、
原料米への異常なほどの深さ
です。
1988年、
地元竜王町と兵庫県旧東条町で、
山田錦を中心とする契約栽培を開始。
1992年には、
原料米を100%契約栽培へ変更。
それだけではありません。
2002年には、
全契約農場で環境こだわり農産物認証。
2003年には、
無農薬・無化学肥料栽培へ取り組み、
現在は、
有機山田錦
有機渡船
有機JAS認証清酒
まで進化しています。
酒造りのもう一つの軸が、
水。
地下120m。
大きな岩盤の下を流れる、
鈴鹿山系・愛知川伏流水
を汲み上げます。
この水は、
石や岩から溶け出したミネラルを含み、
松瀬酒造は、
「味わいの骨格」
を作る水として捉えています。
つまり、
松の司の酒質は、
ただ柔らかいのではありません。
透明でありながら芯がある。
旨味がありながら重くない。
酸がありながら鋭すぎない。
香りがありながら料理を邪魔しない。
このバランスが、
松の司らしさです。
製造では、
箱麹法
社内保存酵母
速醸酒母
生酛
1.2t以下の小仕込み
低温完全発酵
5℃以下の瓶熟成
を組み合わせます。
原料の差を、
醸造技術で消さない。
むしろ、
土地ごとの違いを酒へ残す。
その象徴が、
「松の司 純米大吟醸 竜王山田錦[土壌別仕込]」
です。
同じ竜王町、
同じ山田錦でも、
弓削
橋本
林
など地区によって土壌が違う。
その違いを、
別々に醸すことで比較できます。
これは日本酒の考え方として、
非常に重要です。
一般的には、
「山田錦で造った酒」
までで原料説明は終わります。
松瀬酒造では、
「どこの山田錦か」
さらに、
「どの地区の、どの土壌で育った山田錦か」
まで掘り下げます。
その先に登場したのが、
「松の司 純米大吟醸 弓削竜王」
です。
弓削産有機山田錦。
精米35%。
金沢酵母。
2026年、
IWC Gold。
つまり、
松瀬酒造が1988年から約40年かけて積み重ねてきた、
地域農業
山田錦
環境配慮
醸造技術
が一つの商品へ集約されています。
さらに、
「オーガニック純米酒 渡船」
では、
有機渡船、
生酛、
蔵付酵母、
有機JAS認証という、
より自然発酵寄りの方向へ踏み込みます。
2026年IWCでは、
Gold
に加え、
滋賀純米トロフィー
を受賞しました。
これは重要です。
「環境に良いから評価される酒」ではなく、
「環境配慮を進めながら、味でも国際評価された酒」
だからです。
高級酒では、
「大吟醸 Ultimus」
が頂点。
東条山田錦の特上米を、
30%
まで磨きます。
通常商品の純米大吟醸では、
「黒」
がフラッグシップ。
東条山田錦35%です。
一方、
日常酒では、
「楽」
があります。
竜王町産山田錦と吟吹雪。
精米60%。
穏やかな香り、
柔らかな味わい。
冷酒から燗まで対応します。
2026年SAKE COMPETITIONでは、
純米吟醸部門9位・GOLD。
さらに、
生酛純米酒=純米酒部門5位・GOLD
黒=純米大吟醸部門8位・GOLD。
これは、
松瀬酒造の重要な特徴を示しています。
最高級酒だけが優れているのではありません。
高級酒
中価格酒
純米酒
の各層で同時に評価されている。
つまり、
ブランド全体の品質基準が高い
ということです。
さらに2026年の全国新酒鑑評会でも、
金賞。
1958年、
1992年、
1999年、
2009年、
2017~2019年、
2023年、
2024年にも金賞実績があります。
その一方で、
松瀬酒造は自社ECや大量直売へ進んでいません。
公式は、
インターネット通販を含む直接小売を行わない
と明記しています。
特約店へ販売を任せる。
この構造は、
単なる古い商習慣ではありません。
松の司は、
土壌、
米、
酵母、
熟成、
温度、
料理まで説明して価値が伝わる商品です。
だからこそ、
「説明できる酒販店を通じて売る」
こと自体が、
ブランド管理となっています。
したがって松瀬酒造を最も正確に定義するなら、
「万延元年・1860年創業。滋賀県蒲生郡竜王町弓削で、地下120mの岩盤下を流れる鈴鹿山系・愛知川伏流水を仕込み水に使い、1988年から竜王町・兵庫県東条で酒米契約栽培を開始、1992年には全原料米を100%契約栽培へ移行。環境こだわり農産物、無農薬・無化学肥料、有機山田錦・有機渡船へ農業を深化させながら、箱麹、社内保存酵母、生酛、1.2t以下の小仕込み、低温完全発酵、5℃以下瓶熟成を組み合わせ、東条山田錦30%の『Ultimus』から、弓削産有機山田錦35%の『弓削竜王』、土壌別『Blue』、有機JAS『オーガニック純米酒 渡船』、日常酒『楽』『生酛純米酒』まで展開。2026年には全国新酒鑑評会金賞、IWC Gold2商品、SAKE COMPETITION GOLD3商品を獲得した、“竜王テロワール型・100%契約栽培型・精密小仕込み型・土壌別酒米表現型・オーガニック深化型酒蔵”」
です。
滋賀県の主要酒蔵と比較すると、
浪乃音酒造=琵琶湖・堅田・家族小仕込み・料理との一体化を追求する酒蔵
喜多酒造=「喜楽長」を軸に香味バランスと食中性を磨く東近江の酒蔵
冨田酒造=北近江の歴史・農業・酒米を「七本鎗」へ集約する酒蔵
に対して、
松瀬酒造=「竜王町の田んぼから酒造りを始め、契約農家と約40年かけて山田錦を育て、地下120mの伏流水、小仕込み、土壌別醸造、有機栽培、生酛・蔵付酵母まで掘り下げ、“どこで、誰が、どんな土で育てた米なのか”まで日本酒の味として表現する酒蔵」
という、滋賀県内でも極めて明確で模倣困難な独自ポジションを持っています。
松瀬酒造のテロワールを味わう👇
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松瀬酒造 |
竜王の米・水・土を「松の司」へ映す、1860年創業の酒蔵。 |

