井村屋株式会社 福和蔵(酒蔵ガイド)
― 三重県多気町のVISONに2021年開業した令和の酒蔵。三重県産「神の穂」「山田錦」、松阪市飯高町の硬水、三重県酵母を使い、四季醸造によって一年中できたての酒を届ける。「テロワール」と「食とのつながり」を軸に、生酒・火入れ・純米・純米吟醸・純米大吟醸を展開する、井村屋の発酵技術と観光体験を融合した新世代型酒蔵。

① 一行定義
三重の米・水・酵母を四季醸造で「福和蔵」へ醸す、VISONの令和型酒蔵。
② ブランド要約
所在地: 三重県多気郡多気町ヴィソン672番1 食祭4
運営会社: 井村屋株式会社
ブランド: 福和蔵
酒事業参入: 2019年
酒蔵開業: 2021年7月20日
施設: 酒蔵+直営店舗+イートイン
地域: 多気町・VISON・三重県中南勢
酒造コンセプト: テロワール・四季醸造
主要酒米: 三重県産神の穂・山田錦・五百万石
仕込水: 松阪市飯高町で採水するまろやかな硬水
主要酵母: 三重県酵母MK-1・MK-3
主力酒質: 純米酒・純米吟醸・純米大吟醸
商品形態: 生酒・火入れ
直営営業時間: 10:00〜18:00
イートインL.O.: 17:30
販売: VISON直営店・オンライン・全国取扱店
代表的評価: 2024年全国新酒鑑評会 金賞
GI: GI三重認定実績あり
井村屋は、1900年創業の福井酒造場から2019年に清酒製造事業を継承し、2021年にVISON内で「福和蔵」を開業した。
名称は、福井酒造場の「福」と、井村屋創業者・井村和蔵の「和蔵」を組み合わせたもの。
古い酒蔵をそのまま引き継ぐのではなく、
三重の原料
+最新の温度管理
+一年を通した四季醸造
+その場で飲める酒蔵体験
へ再構築したことが、福和蔵最大の特徴である。
👉 “歴史を継承しながら、酒蔵そのものを令和の食体験へ作り替えた蔵。”
③ 味ポジション
香り :★★★★☆〜★★★★★
甘味 :★★★☆☆〜★★★★☆
旨味 :★★★★☆
透明感 :★★★★☆
酸 :★★★★☆〜★★★★★
キレ :★★★★☆〜★★★★★
コク :★★★☆☆〜★★★★☆
👉 “華やかな果実香、まろやかな口当たり、爽やかな酸を重ねる『三重モダン・食中型』。”
福和蔵の酒質は、
華やかな香り
+米の旨味
+まろやかな口当たり
+瑞々しい酸
+シャープな後口
が基本。
「純米吟醸」は、三重県産神の穂とMK-3を使い、
マスカットのような香り
+リンゴを思わせる酸
+芳醇さ
+シャープさ
を表現する。
「純米大吟醸」は、三重県産山田錦とMK-1・MK-3から、
パイナップル系の香り
+米の旨味
+すっきりした上質感
へ仕上げる。
👉 “甘さで押すのではなく、香り・酸・旨味を現代的に整える酒。”
④ 強み
① 2021年開業の新世代酒蔵
② 井村屋グループによる発酵・食品技術基盤
③ 福井酒造場の酒造事業を継承
④ 三重県産米を中心に使うテロワール設計
⑤ 多気町産契約栽培「神の穂」
⑥ 三重県産山田錦による純米大吟醸
⑦ 三重県酵母MK-1・MK-3の活用
⑧ 松阪市飯高町のまろやかな硬水
⑨ 一年を通して仕込む四季醸造
⑩ 温度・品質を常時管理する近代醸造設備
⑪ 生酒を通年で提供しやすい製造体制
⑫ 純米・純米吟醸・純米大吟醸に絞った明快な構成
⑬ 各酒質で生酒・火入れを比較できる
⑭ VISON内で製造・販売・飲食を一体化
⑮ 酒蔵で造りたてをそのまま飲める
⑯ 三重食材とのペアリングを店内で体験できる
⑰ 松阪牛・小鮎・あおさ・さめのたれ等との地域提案
⑱ 2021年 GI三重認定
⑲ IWC 2023 純米大吟醸ゴールド
⑳ 2024年全国新酒鑑評会 純米大吟醸金賞
㉑ 2025年SAKE COMPETITION純米大吟醸部門予審通過
㉒ 2026年ワイングラスでおいしい日本酒アワード選出
㉓ 直営・EC・全国酒販店という複数流通
㉔ 日本酒と和菓子という井村屋独自の食文化提案
👉 “最大の強みは、酒造り・食・観光・販売を一つの場所で完結させられること。”
特に福和蔵は、冬だけ酒を造る寒造りではなく、
一年中、醸造環境を制御して酒を造る四季醸造
を採用。
蔵内温度やタンク状態を継続管理することで、季節を問わずできたての生酒を提供できる。
⑤ 向いている人
・三重の新しい地酒を飲みたい人
・三重県産「神の穂」を味わいたい人
・三重県産山田錦に興味がある人
・華やかな純米吟醸が好きな人
・爽やかな酸のある酒を好む人
・生酒が好きな人
・生酒と火入れを比較したい人
・純米系だけで飲み比べたい人
・酒蔵で造りたてを飲みたい人
・VISON観光と酒を組み合わせたい人
・松阪牛や伊勢志摩食材と合わせたい人
・現代設備による酒造りに興味がある人
・日本酒初心者
・和菓子とのペアリングを試したい人
👉 “酒だけでなく、三重の食と一緒に『できたて』を体験したい人向け。”
選び方は、
純米大吟醸
→ 山田錦・上質・受賞
純米吟醸
→ 神の穂・華やか・酸
純米酒
→ 食中・旨味
生酒
→ 鮮度・現地体験
火入れ
→ 落ち着き・安定感
と整理すると分かりやすい。
⑥ 向かない人
・江戸・明治以来の酒蔵建築を重視する人
・木桶や生酛など伝統製法だけを求める人
・長期熟成古酒を中心に飲みたい人
・超辛口だけを追う人
・山廃特有の複雑さを求める人
・小規模家族蔵だけを好む人
・観光要素を必要としない人
👉 “古い蔵の歴史性より、現代設備・鮮度・地域食との一体感を評価する人向け。”
福和蔵は、
200年続く建物で昔ながらの酒を守る蔵
ではない。
伝統ある酒造事業を引き継ぎながら、
令和の設備で三重らしい酒を再設計した蔵
である。
⑦ 商品カテゴリ
■ 福和蔵 純米大吟醸
福和蔵の最高峰。
使用米:三重県産山田錦
仕込水:松阪市飯高町の硬水
酵母:MK-1・MK-3
アルコール:15〜16%
特徴は、
パイナップルのような香り
+米の旨味
+上品さ
+すっきりした後口。
生酒と火入れを展開。
2023年IWCゴールド、2024年全国新酒鑑評会金賞を受賞した。
👉 “新しい酒蔵が短期間で全国評価へ到達した象徴的な一本。”
■ 福和蔵 純米吟醸
福和蔵の地域性を最も理解しやすい一本。
使用米:三重県産神の穂
酵母:三重県酵母MK-3
アルコール:15%
2023年からは、多気町産の契約栽培「神の穂」も採用。
特徴は、
マスカット系の華やかな香り
+リンゴのような酸
+まろやかな口当たり
+シャープな余韻。
👉 “多気の米を、三重の酵母と水で醸す福和蔵のテロワール酒。”
■ 福和蔵 純米吟醸 生酒
純米吟醸を火入れせず楽しむ鮮度型。
神の穂
+MK-3
+四季醸造
によって一年を通じて提供しやすい。
特徴は、
マスカットのような芳醇香
+リンゴのような瑞々しい酸
+生酒のフレッシュ感。
👉 “福和蔵の『四季醸造』を最も分かりやすく体験できる酒。”
■ 福和蔵 純米酒
福和蔵の日常食中酒。
三重県産酒米
+飯高町の硬水
+三重県酵母
を基本に、
米の旨味
+まろやかさ
+料理との合わせやすさ
を重視する。
純米酒にも、生酒と火入れが用意される。
👉 “華やかな吟醸とは別に、三重の料理へ自然につなぐ一本。”
■ 福和蔵 純米酒 生酒
VISONで味わう価値が高い商品。
酒蔵併設店舗では、
造りたての生酒
をその場で飲むことができる。
45ml・90ml・180mlと量を選べるセットも用意され、三重の肴と一緒に楽しめる。
👉 “蔵で生まれた酒を、その場所で飲む福和蔵らしい一本。”
■ 飲み比べ・おつまみセット
福和蔵では日本酒単体だけでなく、
酒+三重の食
を商品体験として構成している。
代表的な肴は、
松阪牛しぐれ煮
伊勢志摩あおさ佃煮
多気の小鮎甘露煮
さめのたれ
伊勢たくあん
あずき味噌
など。
👉 “酒を売るのではなく、三重の食卓として飲ませる。”
■ 手作り甘酒
酒蔵の発酵技術を、ノンアルコール領域へ広げる商品。
冷・温の両方を店舗で提供する。
👉 “井村屋らしい発酵食品企業としての広がり。”
■ 炭酸割り純米吟醸
店舗では純米吟醸の炭酸割りも提供。
日本酒を伝統的な飲み方だけに限定せず、
軽快
+カジュアル
+食前酒的
な飲み方へ広げている。
👉 “新しい飲み手へ日本酒を開く、福和蔵らしい提案。”
⑧ 飲み方
冷酒 :◎◎
常温 :◎
ぬる燗 :○
熱燗 :△
ワイングラス :◎◎
生酒 :◎◎
炭酸割り :◎
食中酒 :◎◎
👉 純米吟醸・純米大吟醸は冷酒〜ワイングラス。生酒はしっかり冷やし、純米酒は少し温度を上げても旨味が広がる。
■ 料理との合わせ方
純米大吟醸
→ 松阪牛、白身魚、寿司、伊勢海老
純米吟醸
→ あおさ、鮎、刺身、鶏料理
純米酒
→ 煮物、豆腐、漬物、焼魚
生酒
→ 前菜、鮮魚、軽い肴
VISON・多気なら、
松阪牛
小鮎
伊勢志摩あおさ
さめのたれ
伊勢たくあん
野菜
あずき味噌
との組み合わせが分かりやすい。
さらに井村屋らしく、
あんこ・和菓子
との組み合わせも独自性が高い。
👉 “三重の酒を、三重の食と井村屋の甘味文化で楽しむ。”
⑨ 位置づけ
クラシック ← ○ → ◎ モダン
穏やか ← ○ → ◎ 華やか
淡麗 ← ◎ → ○ 濃醇
辛口 ← ○ → ◎ 甘旨口
伝統 ← ○ → ◎ 最新設備
寒造り ← ○ → ◎ 四季醸造
酒単体 ← ○ → ◎ 食体験
地域酒 ← ◎ → ◎ 観光酒蔵
小売 ← ◎ → ◎ 現地体験
👉 “三重県産原料・四季醸造・VISON体験を一体化した『多気テロワール・四季醸造型』酒蔵。”
三重県内で比較すると、
宮﨑本店・宮の雪/キンミヤ
=「四日市・老舗・総合酒類・全国ブランド」
清水清三郎商店・作
=「鈴鹿・透明感・モダン吟醸・世界評価」
大田酒造・半蔵
=「伊賀・伝統・少量手造り・次世代杜氏」
瀧自慢酒造・瀧自慢
=「名張・清流・小規模・食中酒」
木屋正酒造・而今
=「名張・品質最優先・酒米表現・全国人気」
井村屋 福和蔵
=「多気・VISON・三重原料・四季醸造・生酒・食体験」
と整理できる。
福和蔵のブランド構造は、
福井酒造場の技術継承
→ 井村屋
→ 三重県
→ 多気町
→ VISON
→ 神の穂・山田錦
→ 飯高町の水
→ 三重県酵母
→ 四季醸造
→ 生酒
→ 三重の食
という流れを持つ。
重要なのは、
「井村屋が日本酒も造った」というだけではないこと。
食品企業だからこそ、
味。
鮮度。
温度。
品質管理。
食との組み合わせ。
そして売場での体験まで、
一つの商品として設計できる。
つまり福和蔵は、
“大企業が新しく始めた日本酒ブランド”
ではなく、
“三重の原料と食品企業の技術を使い、酒蔵体験そのものを再設計した令和の酒蔵”
と捉えるのが最も適切である。
■ コピー
メイン
「三重の恵みを、いつでも造りたてで。『福和蔵』。」
サブ
三重・多気。
神の穂、山田錦、飯高町の水、三重県酵母。
福和蔵は、三重の恵みを一年を通して酒へ変える、VISONの新しい酒蔵。
四季醸造だからこそ、季節を問わず、できたての生酒を届けられる。
そして酒だけでなく、松阪牛、小鮎、あおさ、伊勢たくあん、井村屋の甘味文化まで一つの体験につなげる。
三重の土地を、できたての一杯へ。
それが、井村屋の「福和蔵」である。
■ 結論
三重県多気町・VISONで、神の穂や山田錦、飯高町の水、三重県酵母を使って一年中酒を醸す。
福和蔵は、酒だけでなく、生酒・三重の食・観光体験まで一体にした新しい酒蔵である。
三重の恵みを、いつでも造りたての一杯へ――それが福和蔵である。
井村屋株式会社 福和蔵のテロワールを味わう👇
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三重の米・水・酵母を四季醸造で「福和蔵」へ醸す、VISONの令和型酒蔵。 |

