井賀屋酒造場(酒蔵ガイド)

長野県中野市|麹の旨味と爽やかな酸で、料理を楽しむ蔵

所在地:長野県中野市大字中野1597
創業:1853年(嘉永6年)
代表銘柄:岩清水〈いわしみず〉
電話:0269-22-3064。

① 一行定義

麹の旨味と爽やかな酸を、低アルコールの原酒で楽しむ蔵。

② ブランド要約

料理との組み合わせで、おいしさが広がる「岩清水」。

夫婦二人で少量ずつ醸す酒蔵。自然の働きを活かしながら、データに基づく技術を取り入れています。

岩清水の純米酒は、全量が無濾過・生原酒。低めのアルコール度数と、酸・旨味のバランスを活かし、和食からフレンチ、イタリアン、中華まで幅広い料理との相性を追求しています。

③ 味ポジション

ジューシーな甘旨味 × 爽やかな酸 × 軽やかな余韻。

味の軸岩清水の特徴
甘味・旨味麹由来のふくらみと、果実を思わせる味わい
酸味味を引き締め、料理につなぐ重要な要素
口当たりやわらかく、なめらか
飲みごたえ低アルコールでも、味の厚みがある
後味旨味と酸の調和による軽快さ

代表作「GOWARINGO」は、ジューシーな旨味と爽やかな酸が特徴。2026年の商品は、**原酒でアルコール10%**です。

④ 強み

麹の割合を変え、味の個性をつくり分ける。

  • 五割麹の技術:使用米の半分を麹にする仕込みで、旨味とコクを引き出す。
  • 地元の契約栽培米:中野市産の美山錦・ひとごこち・山恵錦を使用。
  • 超軟水と低温醸造:発酵を丁寧に管理し、やわらかな酒質を目指す。
  • 保存・流通への配慮:品質管理のできる販売店を通じ、蔵の味を届ける。

※麹の割合は商品ごとに異なります。

⑤ 向いている人

  • 甘味・旨味と、爽やかな酸の組み合わせが好きな人。
  • 白ワインやシードルのように、料理と酒を合わせたい人。
  • 低めのアルコール度数でも、味の充実感を求める人。
  • 麹の割合や搾り方、熟成による違いを楽しみたい人。

⑥ 向かない人

  • 甘味や酸味をほとんど感じない、淡麗辛口だけを求める人。
  • 高いアルコール度数による力強さを最優先する人。
  • 常温で保管できる酒だけを選びたい人。
  • 毎年まったく同じ味を求める人。

⑦ 商品カテゴリ

麹の割合と、合わせたい料理を軸に選べます。

商品・シリーズ特徴・選ぶ視点
GOWARINGO五割麹。果実感、旨味、爽やかな酸を楽しむ代表作
SUNQRINGO麹歩合39%。みずみずしい果実感と軽快さ
NIWARINGO二割麹。青リンゴを思わせる風味と爽やかな酸
Origine五割麹。「肉に合う酒」が原点。甘味・旨味・コク
惑星シリーズEARTH・JUPITER・MARS・VENUSなど。異なる麹割合や味の設計を楽しむ
CRAFT DESSERT SAKENEW SUNRISE・NEW SUNSETなど。デザートとの組み合わせを提案

ROSIER・Kisekiなども展開。発売年や在庫により、購入できる商品は異なります。

搾り方による違いも選ぶ楽しみ。

GOWARINGOなどでは、袋吊り、おりがらみの「Souplesse」、澄んだ部分の「Harmonie」、コクを重視する「Corse」を展開しています。

⑧ 飲み方

まず冷やしてワイングラス。料理を合わせて、味の変化を楽しむ。

飲み方・商品合わせたい料理
GOWARINGOを冷酒で肉料理、ホタテ、岩ガキのポン酢、うなぎの蒲焼
SUNQRINGOを冷酒で生ハム、魚料理、チーズなど
Origineを冷酒ですき焼き、角煮、回鍋肉など
Origineを燗でコクのある肉料理と、温度による旨味の広がりを楽しむ

Origineは、蔵が60℃弱の燗も推奨する商品。冷酒から燗まで、商品ごとの案内に沿って試すと個性が見えてきます。生酒は冷蔵し、保存方法は商品表示を優先してください。

⑨ 位置づけ

酸と旨味を軸に、食卓の選択肢を広げる信州の酒蔵。

魚に合わせる日本酒から、肉料理、チーズ、デザートに合わせる日本酒へ。井賀屋酒造場は、料理とともに味わうことで、岩清水の個性が伝わる蔵です。

■ コピー

酸がつなぐ。旨味が広がる。

麹の力で、料理と響き合う岩清水。

■ 結論

井賀屋酒造場は、果実感のある酸と米の旨味を、料理と一緒に楽しみたい人に向く酒蔵。

最初の一本は「GOWARINGO」。軽快さなら「SUNQRINGO」、肉料理や燗を楽しむなら「Origine」が選ぶ入口です。

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