竹田酒造店(酒蔵ガイド)

甘口なのに、後味すっきり。米の旨味を楽しむ「かたふね」

合資会社 竹田酒造店
所在地:新潟県上越市大潟区上小船津浜171
創業:1866年〈慶応2年〉/代表銘柄:かたふね〈潟舟〉


① 一行定義

砂丘の地下水と丁寧な手仕事で、甘味とキレのある旨口酒を醸す蔵。


② ブランド要約

「かたふね」は、米の甘味とコクを、すっきりした後味で楽しむ日本酒。

「潟」は浜辺に点在する湖沼、「舟」は漁舟の船着場だった土地の名に由来する。

高田・直江津など地元の飲み手に育まれ、旨口の個性を受け継いできた。

味のある日本酒を、食事とともにゆっくり楽しめるブランドである。


③ 味ポジション

味の軸基本的な方向
甘辛甘口寄り
濃淡米の味を感じる芳醇旨口
香り商品により穏やか~華やか
口当たり丸みがあり、ふくよか
後味甘味やコクを感じながらキレる
楽しむ場面晩酌・食中酒・温度違いの飲み比べ

中心は「甘味・旨味・キレ」の調和。
日本酒度だけで甘さを決めず、酸味や飲む温度も合わせて捉えたい。


④ 強み

水・手仕事・味の一貫性が、かたふねの個性を支えている。

  • 敷地内の地下水:蔵元がコクとキレを支える要素として重視。
  • 丁寧な麹造り:米の状態と温度を、人の手と目で管理。
  • 低温での仕込み:旨味と五味の調和を整える。
  • 瓶燗火入れ:瓶に詰めた酒を湯煎して加熱する方法を採用。
  • 旨口の継承:流行に左右されず、米の味を引き出してきた。

⑤ 向いている人

米の味がある酒を、料理と一緒に楽しみたい人。

  • 柔らかな甘口・旨口が好き。
  • 軽さだけでなく、コクやふくらみも欲しい。
  • 冷酒と燗で味の変化を楽しみたい。
  • 本醸造と純米酒を飲み比べたい。
  • 地元で育った酒や、小規模蔵の手仕事に関心がある。

甘味とキレの両方を楽しみたい人に、相性のよい選択肢となる。


⑥ 向かない人

甘味をほとんど感じない、軽い超辛口を最優先する人。

  • 米の甘味や厚みを控えたい。
  • 水のように味の軽い酒だけを求める。
  • 強い発泡感を中心に選びたい。
  • 低アルコール酒だけを探している。

ただし、11度の「はなじかん」などもあり、商品ごとに特徴は異なる。


⑦ 商品カテゴリ

カテゴリ主な商品選ぶ目安
本醸造系本醸造 潟舟・特別本醸造日常の食卓、燗酒
純米系純米 かたふね米の旨味を楽しむ
吟醸系純米吟醸・純米大吟醸香りと味のふくらみ
大吟醸系大吟醸かたふね〈斗瓶仕様〉・雪舟特別な食事、贈答
季節酒しぼりたて・原酒・にごり・ひやおろし季節の味の違い
挑戦商品彩生〈sai sei〉年ごとの新しい表現
低アルコール・リキュールはなじかん・いちご花甘酸っぱさ、くつろぎの時間

※季節・数量・地域限定商品を含む。販売状況は購入時に確認したい。


⑧ 飲み方

最初は特別本醸造か純米酒で、冷酒・常温・ぬる燗の違いを楽しみたい。

飲み方向く商品・楽しみ方
少し冷やす吟醸系・生貯蔵酒で香味を楽しむ
常温定番酒の甘味と旨味を確かめる
ぬる燗本醸造・特別本醸造のふくらみを楽しむ
冷酒・ロック夏の原酒やにごり酒を爽やかに
ワイングラス「はなじかん」の甘酸っぱさを楽しむ

料理合わせの入口には、焼き魚・煮魚・だしの効いた料理を。少量ずつ合わせ、酒と料理の旨味の重なりを確かめたい。


⑨ 位置づけ

新潟の日本酒の中で、甘味とコクを大切にする旨口の選択肢。

竹田酒造店は、淡麗辛口の印象が強い新潟で、創業以来の旨口を守ってきた酒蔵である。

「かたふね」が示すのは、甘口にも、料理に寄り添うキレと飲み続けやすさがあること。

新潟酒の味の幅を知りたい人にも、分かりやすい一本となる。


■ コピー

米の旨味、ふくらむ。甘口なのに、後味すっきり。

上越の水と手仕事が醸す、かたふね。


■ 結論

竹田酒造店は、米の甘味とコクを、キレよく楽しみたい人に向く酒蔵である。

迷ったら、軽快さも楽しめる特別本醸造、米の味を楽しむ純米酒から。

「甘口だから重い」という印象を広げてくれる、食卓に寄り添う旨口酒である。


※2026年10月20日時点の蔵元公式情報等に基づく。味の位置づけ・向き不向き・料理合わせは、商品説明を踏まえた本稿の整理。コピーは本稿独自のもの。

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イメージ 酒蔵 説明 リンク
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竹田酒造店

砂丘の地下水と丁寧な手仕事で、甘味とキレのある旨口酒を醸す蔵。

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