兵庫県姫路市 × 本田商店(地域ブランド分析)

目次(Table of Contents)

① 一行定義

兵庫県特A地区山田錦を土壌・生産者まで追究し、「龍力」で米の個性を酒へ映す“播州姫路・酒米テロワール型地域ブランド”。

株式会社本田商店は、

兵庫県姫路市網干区高田361-1。

創業は、

1921年・大正10年

です。

代表銘柄は、

龍力

です。

現在の代表者は、

本田 眞一郎

です。

本田家は、

元禄時代から、

播州杜氏の総取締役

として酒造りに関わってきた家系です。

1921年、

初代・本田新二が、

現在の姫路市網干で、

自らの酒造業を開始しました。

本田商店の酒造りを一言で表す言葉は、

「米の酒は米の味」

です。

地域ブランドの核は、

播州姫路 × 特A地区山田錦 × 生産者 × 土壌 × 吟醸技術

です。

つまり、

単なる、

「山田錦を使う酒蔵」

ではありません。

「山田錦が、どこの田んぼで、誰によって、どんな土壌で育ったかまで酒へ反映する蔵」

です。


② 成立構造

兵庫県
↓
播州
↓
山田錦産地
↓
特A地区
↓
社
+
東条
+
吉川
↓
土壌
+
地形
+
寒暖差
+
農家
↓
専属栽培契約
↓
山田錦
↓
自家精米
↓
低温長期発酵
↓
龍力
↓
米のささやき
+
秋津
+
龍力テロワール
+
ドラゴン
↓
大吟醸
+
純米大吟醸
+
食中酒
+
熟成酒
↓
姫路
↓
兵庫の酒米文化
↓
「米の産地差まで飲ませる酒蔵ブランド」

沢の鶴が、

山 → 水 → 米 → 技 → 純米 → 食卓

なら、

本田商店は、

土 → 米 → 農家 → 精米 → 醸造 → 龍力

です。

さらに、

龍力テロワールでは、

同じ山田錦でも、土地が違えば酒が違う

という構造まで掘り下げます。


③ 自然

本田商店の地域ブランドを支える第一の自然資産は、

兵庫県特A地区

です。

山田錦の中でも、

特に高品質な米が収穫される地域として、

兵庫県には、

酒造業界で、

特A地区

と呼ばれる地域があります。

龍力では、

使用する山田錦のすべてを、

兵庫県特A地区産としています。


特A地区では、

良質な山田錦を育てる条件として、

日当たり。

昼夜の寒暖差。

排水性。

粘土質土壌。

谷地形。

などが重なります。

つまり、

山田錦の品質は、

単に、

「兵庫県産」

だから決まるのではありません。

田んぼの位置と土そのものが酒質を左右する

と考えています。


第二の自然資産は、

土壌

です。

本田商店では、

社。

東条。

吉川。

という、

特A地区の主要産地について、

土壌そのものを調査しています。

社地区。

東条地区。

吉川町。

それぞれで、

粘土鉱物。

砂岩。

礫。

保水性。

排水性。

などに違いがあります。

その違いを、

同じ山田錦。

同じ精米歩合。

同じ酒造条件。

で醸し分け、

龍力テロワール

として商品化しています。


第三の自然資産は、

酒米品種の多様性

です。

龍力が使う原料米は、

すべて、

酒造好適米

です。

主な米は、

兵庫県特A地区産山田錦。

岡山県産雄町。

兵庫県多可町産山田穂。

兵庫県たつの市御津町産神力。

兵庫県豊岡市産五百万石。

兵庫県産兵庫錦。

です。

特に山田錦については、

特等。

特上。

といった高格付け米を中心に使用します。


地域ブランド上は、

「播州・兵庫の土壌、山田錦、生産者までを酒質へ変換する酒米テロワール」

と整理できます。


④ 歴史

本田商店の創業は、

1921年

です。

灘の江戸期創業蔵と比べれば、

酒造会社としての歴史は比較的新しい蔵です。

しかし、

本田家そのものは、

元禄期から、

播州杜氏を束ねる立場として、

酒造りに関わってきました。


初代、

本田新二

は、

姫路市余部区上余部の酒造家の次男として生まれました。

明治末期、

現在のJR網干駅周辺で、

酒の小売業を開始。

やがて、

駅を利用した酒の受取業務を通じて、

問屋へ発展しました。

その後、

米蔵管理を評価されたことをきっかけに、

米と酒造権を得て、

1921年から清酒製造を始めました。


1921年
↓
龍力醸造開始
↓
1976年
搾りたて生酒「蔵出し新酒」発売
↓
1979年
大吟醸「米のささやき」発売
↓
1981年
日本吟醸酒協会設立
↓
本田武義が初代理事長
↓
1985年
全国新酒鑑評会で姫路酒造組合初の金賞
↓
1992年
原料米100%酒造好適米化
↓
1996年
秋津地区山田錦の専属栽培
↓
純米大吟醸「秋津」発売
↓
1998年
神力米復活
↓
土壌研究
↓
龍力テロワール
↓
現在

という流れです。


本田商店の歴史で重要なのは、

「常識より先に動くこと」

です。

搾りたて生酒。

大吟醸。

吟醸酒普及。

全量酒造好適米。

特A地区契約栽培。

酒米復活。

土壌研究。

テロワール。

と、

時代ごとに、

日本酒業界でまだ一般化していないテーマへ、

早くから取り組んできました。

つまり、

酒米主義を貫きながら、酒造技術は常に革新する蔵

です。


⑤ 風土

本田商店が位置するのは、

兵庫県姫路市網干区

です。

播州地域は、

山田錦をはじめ、

日本有数の酒造好適米産地を背後に持ちます。

さらに、

播州杜氏。

醤油。

そうめん。

港。

鉄道。

など、

農業と発酵・物流文化が重なる地域です。


特に本田商店では、

網干駅

が重要です。

創業前、

初代本田新二は、

網干駅近くで酒販店を営みました。

当時の網干駅は、

貨物物流の拠点でもあり、

揖保乃糸。

龍野醤油。

酒。

ビール。

などが行き交っていました。

つまり、

本田商店の起源は、

播州の農業・発酵産業・鉄道物流が交差する場所

にあります。


もう一つ重要なのが、

播州杜氏

です。

本田家は、

元禄時代から、

播州杜氏の総取締役として、

酒造りに関わってきました。

つまり、

本田商店は、

単に姫路で酒を造る企業ではなく、

播州の酒造技能文化を家系として引き継ぐ蔵

です。


⑥ 産業

本田商店の地域産業構造は、

「農業+酒米研究+酒造+精米+流通+観光」

です。


第一|酒米農業

最も重要なのが、

契約農家との関係です。

本田商店では、

「良い酒造りは、良い米作り」

という考えから、

特A地区の優良農家と、

専属栽培契約を結んできました。

有機肥料。

低農薬。

への字型栽培。

稲木掛け自然乾燥。

など、

米を買うだけではなく、

栽培方法まで農家と考える

関係です。


第二|自家精米

本田商店では、

玄米から、

自社で精米します。

米の品質を把握し、

狙う酒質へ合わせて、

精米を調整できます。

「米の酒は米の味」

を、

原料購入だけでなく、

精米工程まで一貫させています。


第三|酒造

大吟醸。

純米大吟醸。

純米吟醸。

特別純米。

生酒。

熟成酒。

などを展開します。

主軸は、

龍力

米のささやき

です。


第四|酒米研究

本田商店では、

山田錦の生育環境や、

土壌研究にも取り組んできました。

2018年まで、

京都大学大学院農学研究科の土壌研究室で、

山田錦産地の土壌研究を進めていました。

つまり、

酒米を、

感覚だけではなく、

科学的に理解しようとする酒蔵

です。


第五|流通

姫路。

兵庫。

関西。

東京。

百貨店。

専門酒販店。

などへ展開しています。

さらに、

姫路駅地下街には、

タツリキショップ

を設け、

観光客との接点も持ちます。


第六|体験・観光

本社には、

龍力テロワール館

があります。

酒米土壌の標本。

試飲。

商品販売。

を組み合わせ、

酒米テロワールを伝える施設です。

👉 「酒を売るだけでなく、田んぼ・土・米から理解させる産業構造」

です。


⑦ 酒文化

兵庫の土
↓
山田錦
↓
契約農家
↓
出荷証明
↓
自家精米
↓
大吟醸造り
↓
龍力
↓
米のささやき
+
秋津
+
テロワール
+
ドラゴン
↓
冷酒
+
食中酒
+
燗酒
↓
「米そのものを味わう播州吟醸文化」


第一の特徴|「龍力」

代表銘柄は、

龍力

です。

その酒造思想は、

「米の酒は米の味」

に集約されます。

一般米ではなく、

すべて酒造好適米。

さらに、

山田錦については、

すべて兵庫県特A地区産。

という徹底した原料主義です。


第二の特徴|「米のささやき」

龍力を代表する酒が、

大吟醸 米のささやき

です。

1979年発売。

兵庫県特A地区産山田錦100%。

現在も、

龍力を象徴する大吟醸として位置付けられています。

当時は、

日本酒は燗で飲むことが一般的でした。

本田商店は、

「冷やして美味しい日本酒」

を広めるため、

吟醸酒造りへ取り組みました。

つまり、

「米のささやき」は、

冷酒吟醸文化を広げた酒

でもあります。


第三の特徴|YK-35

大吟醸 米のささやき YK-35

は、

兵庫県特A地区産山田錦の、

特上米を100%使用。

自家精米で、

約100時間をかけ、

35%まで磨きます。

全国新酒鑑評会でも、

長期にわたり金賞実績を重ねています。

つまり、

山田錦 × 高精白 × 長期低温発酵

という、

龍力の技術思想を最も端的に表す酒です。


第四の特徴|「秋津」

龍力の最高峰に位置する一本が、

純米大吟醸 秋津

です。

加東市秋津地区の生産者、

都倉氏が育てる山田錦を使用。

への字型栽培。

有機肥料。

稲木掛け乾燥。

など、

非常に手間をかけた酒米を使います。

本田商店は、

これを、

「日本のロマネ・コンティを目指す酒」

として位置付けています。

つまり、

田んぼ一枚の価値を、最高級酒へ変える思想

です。


第五の特徴|「龍力テロワール」

本田商店の地域ブランドを最も明確に表す商品が、

龍力テロワール

です。

社。

東条。

吉川。

それぞれの山田錦を、

別々に醸します。

同じ県。

同じ米。

同じ特A地区。

それでも、

土地が違えば、

味が違う。

ワインのように、日本酒でも土地の違いを飲む

という試みです。


第六の特徴|生産者追跡

龍力で使う米には、

出荷証明書

があります。

契約農家を把握し、

誰が、

どこで、

どの米を育てたか、

追跡できます。

つまり、

「兵庫県産山田錦」

で終わりません。

農家まで遡れる山田錦

です。


第七の特徴|復活酒米

本田商店は、

山田錦だけではありません。

1998年には、

兵庫県御津町中島原産の、

神力米

を復活させました。

さらに、

山田穂。

兵庫錦。

五百万石。

雄町。

なども使います。

つまり、

酒米文化そのものを保存する酒蔵

でもあります。


第八の特徴|兵庫錦

純米吟醸 ドラゴン 黒

では、

兵庫県が温暖化対策として開発した、

兵庫錦

を使用。

龍力は試験醸造や育成にも関わっています。

つまり、

古い酒米を復活させるだけでなく、

気候変動に対応する次世代酒米

にも取り組んでいます。


第九の特徴|ドラゴン

ドラゴンシリーズでは、

従来の龍力とは異なる、

新しい日本酒の飲み方を提案します。

青。

黒。

赤。

など、

コンセプトを明確化。

冷酒。

辛口。

燗酒。

洋食。

揚げ物。

チーズ。

などへ広げています。

つまり、

原料への厳格さを守りながら、

飲み方は自由に広げる

ブランドです。


したがって、

本田商店の酒文化は、

「兵庫県特A地区の山田錦を中心に、農家・土壌・品種・精米までを徹底管理し、『米のささやき』では冷酒吟醸文化、『秋津』では単一生産者の最高級米、『龍力テロワール』では産地差、『神力』では復活酒米、『兵庫錦』では気候変動対応、『ドラゴン』では新しい飲み方を表現する“播州姫路・酒米テロワール型吟醸文化”」

と定義できます。


⑧ 観光資源

本田商店本社

龍力テロワール館

酒米土壌モノリス

試飲

直売

JR網干駅

タツリキショップ

姫路駅

姫路城

播州酒米産地

社

東条

吉川

秋津

たつの・御津

などがあります。


観光の中心は、

龍力テロワール館

です。

2020年、

本社1階に開設されました。

住所は、

兵庫県姫路市網干区高田361-1。

酒米を育てる土壌標本、

モノリス

を展示し、

龍力の酒を、

酒米や土壌と一緒に理解できます。

通常営業時間は、

9:00~17:00

を基本とし、

2025年末時点でも、

年始通常営業が9:00~17:00と案内されています。


2026年には、

本社3階で、

酒の説明と試飲を組み合わせた、

予約制イベントも実施されています。

所要時間は、

約90分。

JR網干駅から、

徒歩約5分

です。

なお、

2026年の公式案内では、

コロナ禍以降の施設管理上、

製造蔵内部への立ち入りは実施していない

とされています。


さらに、

姫路駅地下街には、

タツリキショップ

があります。

姫路観光と、

龍力を直接つなぐ入口です。


つまり、

本田商店の観光は、

巨大な酒造博物館型ではありません。

「酒米・土壌・試飲から日本酒を学ぶ研究型酒蔵観光」

です。

👉 観光タイプは、

「酒米テロワール展示+試飲+姫路観光回遊型」

です。


⑨ ターゲット

◎ 最優先

龍力ファン
山田錦ファン
大吟醸ファン
純米大吟醸ファン
酒米に関心がある層
日本酒テロワールに関心がある層
農家・産地まで知りたい層
高級日本酒ファン
播州地酒ファン
姫路観光客

○ 相性が良い

冷酒吟醸ファン
燗酒ファン
酒米研究に関心がある層
農業ファン
土壌・地質に関心がある層
ワイン好き
テロワール概念に慣れた層
食とのペアリングを楽しみたい層
復活酒米に関心がある層
兵庫錦に関心がある層
日本酒上級者

△ 条件付き

低価格の日常酒だけを求める層
すべてを地元姫路産米で求める層
大型資料館を期待する層
自由な製造蔵見学を求める層

■ 想定ユーザー

山田錦を深く知りたい人

特A地区の意味を知りたい人

社・東条・吉川を飲み比べたい人

農家による米の違いを知りたい人

最高級大吟醸を探している人

姫路の地酒を現地で飲みたい人

酒米と土壌の関係を学びたい人

ワインのテロワールが好きな人


⑩ 導線

■ 王道モデル

兵庫県
↓
姫路
↓
網干
↓
本田商店
↓
龍力

👉 「姫路で、兵庫の米を飲む。」


■ 米モデル

特A地区
↓
山田錦
↓
契約農家
↓
自家精米
↓
龍力

👉 「良い酒は、良い米から。」


■ テロワールモデル

社
+
東条
+
吉川
↓
同じ山田錦
↓
別々に醸造
↓
飲み比べ

👉 「同じ米でも、土地が違えば酒が違う。」


■ 秋津モデル

秋津
↓
都倉氏
↓
有機肥料
↓
への字型栽培
↓
稲木掛け
↓
山田錦
↓
純米大吟醸 秋津

👉 「田んぼ一枚を、最高級酒へ。」


■ 吟醸モデル

1970年代
↓
冷酒文化
↓
米のささやき
↓
吟醸酒普及
↓
現在

👉 「日本酒を、冷やして飲む文化へ。」


■ 酒米復活モデル

昔の酒米
↓
神力
↓
農家
↓
復活栽培
↓
龍力

👉 「消えた米を、もう一度酒へ。」


■ 次世代モデル

気候変動
↓
兵庫県
↓
兵庫錦
↓
龍力
↓
ドラゴン黒

👉 「次の気候に、次の酒米を。」


■ 観光モデル

JR網干駅
↓
龍力テロワール館
↓
土壌展示
↓
試飲
↓
姫路駅
↓
姫路城

👉 「姫路観光から、山田錦の田んぼへ思いを巡らす。」


⑪ 強み

① 1921年創業

100年以上の酒造歴があります。

② 播州杜氏の家系

元禄期から酒造技術文化と接続しています。

③ 龍力

明確な母艦ブランドがあります。

④ 「米の酒は米の味」

企業思想が非常に明快です。

⑤ 全量酒造好適米

使用する米を酒米に限定しています。

⑥ 特A地区山田錦

山田錦は全量、兵庫県特A地区産です。

⑦ 高格付け米

特等・特上を中心に使います。

⑧ 専属栽培契約

農家との関係が深いです。

⑨ 出荷証明書

原料のトレーサビリティがあります。

⑩ 自家精米

玄米から精米まで管理できます。

⑪ 土壌研究

酒米を科学的に解析しています。

⑫ 龍力テロワール

地域差を直接商品化できます。

⑬ 米のささやき

40年以上続く象徴商品があります。

⑭ 秋津

単一生産者・高品質山田錦という明確な最高峰があります。

⑮ 吟醸文化

冷酒吟醸普及の歴史があります。

⑯ 神力復活

酒米保存にも関わっています。

⑰ 兵庫錦

気候変動対応米にも取り組みます。

⑱ 龍力テロワール館

思想を現地で説明できます。


⑫ 弱点

第一の弱点は、

「本田商店」と「龍力」の関係が一般層には分かりにくいこと。

企業名は、

本田商店。

ブランド名は、

龍力。

商品名は、

米のささやき。

秋津。

ドラゴン。

テロワール。

と分かれます。

初めて見る人には、

ブランド構造の整理が必要です。


第二に、

酒米への説明が専門的になりやすいこと。

特A地区。

特上。

特等。

土壌。

原形精米。

専属栽培。

への字型栽培。

と、

専門用語が多くなります。

初心者には、

「良い米を選び抜き、その違いを酒へ残す蔵」

と単純化して伝える必要があります。


第三に、

高品質・高価格の印象が先行しやすいこと。

米のささやき。

YK-35。

秋津。

など、

大吟醸・高級酒の印象が強く、

日常の食中酒としての龍力が見えにくくなる場合があります。


第四に、

姫路市内と酒米産地が離れていること。

蔵は網干。

山田錦の主産地は、

社。

東条。

吉川。

です。

つまり、

観光客が、

蔵と田んぼを一度に見ることは簡単ではありません。


第五に、

通常観光では製造蔵内へ入れないこと。

2026年時点の公式案内では、

施設管理上、

蔵への立ち入りは停止しています。

そのため、

観光の中心は、

テロワール館。

説明。

試飲。

になります。


第六に、

テロワールという言葉が、日本酒初心者には難しいこと。

本田商店の本質は、

フランス語を使わなくても説明できます。

「田んぼが違えば、同じ山田錦でも味が変わる。」

これが、

最も分かりやすい表現です。


⑬ 本質

👉 「山田錦を高級原料として使うだけではなく、土壌・産地・農家・栽培・精米まで遡り、その違いを酒質として残すこと。」

本田商店を、

単なる、

「山田錦に強い酒蔵」

として捉えるだけでは、

本質は見えません。


第一の核は、

米

です。

本田商店の言葉は、

明快です。

「米の酒は米の味」

良い酒を造るためには、

まず、

良い米が必要。

技術で、

原料以上のものを作るのではなく、

素材の持つ力を最大限に引き出す

という思想です。


第二の核は、

特A地区

です。

単なる山田錦ではありません。

兵庫県特A地区。

さらに、

その中の、

社。

東条。

吉川。

秋津。

へと、

土地を細かく見ます。

県ではなく、地区。地区ではなく、田んぼ。

まで掘り下げます。


第三の核は、

農家

です。

専属栽培契約。

出荷証明。

栽培方法。

自然乾燥。

本田商店では、

農家は、

単なる原料供給者ではありません。

酒造りの最初の蔵人

と考えることができます。


第四の核は、

土

です。

山田錦の味は、

品種だけでは決まりません。

粘土。

礫。

排水性。

保水性。

日照。

寒暖差。

こうした条件を研究し、

龍力テロワールとして、

実際に飲み比べられる形へ変えます。

土壌研究を、商品へ変える酒蔵

です。


第五の核は、

精米

です。

良い米を買って終わりません。

玄米から、

自社で磨きます。

YK-35では、

約100時間かけて、

35%まで精米します。

田んぼから精米まで、米の状態を見続ける。

ここに、

原料主義の徹底があります。


第六の核は、

吟醸

です。

1970年代、

燗酒中心の時代に、

冷やして美味しい酒を提案。

1979年、

米のささやき。

1981年、

日本吟醸酒協会。

という流れで、

吟醸酒文化の普及へ関わりました。

つまり、

本田商店は、

山田錦を研究する蔵であると同時に、吟醸酒の飲み方を広げた蔵

です。


第七の核は、

酒米を未来へ残すこと

です。

神力。

山田穂。

兵庫錦。

山田錦。

本田商店は、

過去の品種を復活させ、

現在の品種を深め、

未来の気候へ対応する新品種も使います。

つまり、

酒米文化を時間軸で守る

酒蔵です。


したがって、

本田商店の地域ブランド上の本質は、

「1921年に播州姫路・網干で始まった酒造を原点に、元禄期から受け継ぐ播州杜氏文化と『米の酒は米の味』という思想のもと、兵庫県特A地区産山田錦を中心に、農家との専属栽培、出荷証明、自家精米、土壌研究を組み合わせ、『米のささやき』では吟醸文化、『秋津』では単一生産者の最高級米、『龍力テロワール』では土地の違い、『神力』では復活酒米、『兵庫錦』では未来の酒米を表現し、兵庫の酒米文化そのものを酒として伝えること」

にあります。

本田商店は、

「龍力を造る姫路の酒蔵」

にとどまりません。

「兵庫の田んぼと農家を、酒質として最も細かく翻訳する“播州姫路・酒米テロワール型酒蔵”」

です。


⑭ コピー

「田んぼの違いまで、龍力になる。」

「米の酒は、米の味。」

「兵庫の山田錦を、龍力へ。」

「良い酒は、良い米から。」

「県ではなく、地区を見る。」

「地区ではなく、田んぼを見る。」

「同じ山田錦でも、土地が違えば酒が違う。」

「土を知り、米を知り、酒を醸す。」

「農家から、大吟醸は始まっている。」

「田んぼ一枚を、最高級酒へ。」

「山田錦の声を、米のささやきへ。」

「播州の米を、姫路で磨く。」

「百時間磨き、一滴へ。」

「冷やして旨い日本酒を、姫路から。」

「消えた酒米を、もう一度。」

「昔の米も、未来の米も、酒にする。」

「神力を復活させ、兵庫錦を育てる。」

「山田錦の産地差を、飲み比べる。」

「ワインに畑があるように、日本酒には田んぼがある。」

「龍力は、田んぼから造る。」

「兵庫の土・米・農家を、一杯の龍力へ。」


■ 結論

兵庫県姫路市・本田商店を取り巻く地域は、**播州の酒造文化、兵庫県特A地区山田錦、酒米農家、土壌、播州杜氏、鉄道・物流文化が重なる“米・土・人一体型酒造文化圏”**です。

本田商店は1921年、初代本田新二が姫路市網干で龍力の醸造を始めました。本田家自体は元禄時代から播州杜氏を束ねる立場で酒造りに関わっており、現在もその酒造文化を背景に「米の酒は米の味」という原料主義を貫いています。

最大の地域資産は、

兵庫県特A地区産山田錦

です。

龍力が使用する山田錦は、

すべて特A地区産。

さらに、

社。

東条。

吉川。

秋津。

と地域を細分化し、

農家。

土壌。

栽培方法。

まで追跡します。

その成果を、

「米のささやき」では、

兵庫県特A地区山田錦と吟醸文化へ。

「YK-35」では、

特上山田錦と35%精米による技術頂点へ。

「秋津」では、

単一生産者と最高級山田錦へ。

「龍力テロワール」では、

社・東条・吉川の土壌差へ。

「神力」では、

失われかけた酒米の復活へ。

「兵庫錦」では、

気候変動へ対応する次世代酒米へ。

「ドラゴン」では、

冷酒・辛口・燗酒・洋食など新しい飲用場面へ変換しています。

本田商店最大の特徴は、

山田錦を「ブランド名」だけで終わらせないこと

です。

どこの土地か。

どんな土か。

誰が作ったか。

どう育てたか。

どう磨いたか。

そこまで追跡します。

つまり、

酒蔵の仕事を、

醸造工程から、

田んぼまで遡らせています。

したがって本田商店は、**「播州杜氏文化を背景に、兵庫県特A地区産山田錦を中心とする酒造好適米を、生産者・土壌・栽培・精米まで追究し、『米のささやき』『秋津』『龍力テロワール』『神力』『兵庫錦』を通して、兵庫の田んぼの違いそのものを酒質として表現する“播州姫路・酒米テロワール型地域酒蔵”」**です。

「兵庫の土・米・農家を、一杯の龍力へ。」

本田商店のテロワールを味わう👇

イメージ 酒蔵 説明 リンク
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本田商店

特A山田錦の土壌まで醸す、1921年創業・姫路「龍力」の蔵。

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