英君酒造(酒蔵企業分析)
― 明治14年創業。静岡市清水区由比の山間・入山で、名水「桜野沢」と蔵内古井戸の二つの水、静岡酵母、山田錦・雄町・五百万石・誉富士を組み合わせ、「淡麗豊潤」「料理と寄り添う酒」を追求。手造りの麹・酒母・蒸米と、低温圧搾・瓶燗急冷・氷温貯蔵・成分分析を融合し、紫・橙・緑という分かりやすい純米吟醸シリーズから大吟醸「いろは」まで展開する、“由比山水型・静岡酵母専業型・酒米別食中酒型・手造り科学融合型酒蔵” ―
※本稿は2026年9月時点で確認できる英君酒造公式、静岡県酒造組合、酒類総合研究所、Kura Master等の公開情報を基に整理しています。
① 導入・一行定義
静岡県静岡市清水区由比入山2152。
駿河湾へ注ぐ由比の海と、山間部を結ぶ入山地区。
この地で、
「英君」
を醸す酒蔵が英君酒造株式会社です。
創業は明治14年・1881年。
望月酒造店として開業し、初代・望月昌策は創業当初から**「品質第一」**を掲げ、全国各地の優良な酒米を探して酒造りを行いました。
現在の代表取締役は望月裕祐氏、杜氏は自社杜氏の粒来保彦氏です。
英君の酒造りを構成する中心資産は、
桜野沢の湧水
+
蔵内古井戸の水
+
静岡酵母
+
山田錦
+
雄町
+
五百万石
+
誉富士
+
手造りの麹・酒母
+
低温管理
です。
一行定義
「由比・入山の名水『桜野沢』と蔵内古井戸の二つの水を基盤に、山田錦・雄町・五百万石・誉富士を静岡酵母だけで醸し、長期低温発酵・手造り麹・精密な原料処理・低温上槽・瓶燗急冷・冷蔵管理によって、優しい吟醸香、米旨、爽やかな酸、キレを持つ“料理と寄り添う酒”へ仕上げる、“由比山水型・静岡酵母専業型・酒米別食中酒型・手造り科学融合型酒蔵”」
② 結論・企業ポジション
英君酒造最大の企業価値は、
「静岡酵母という一つの技術思想の中で、酒米の違いを明確な味の違いへ変換していること」
です。
公式は、
「全ての製品を静岡酵母で醸す」
と明記しています。
つまり英君は、
酵母を頻繁に変えてブランドの幅を作る蔵
ではありません。
むしろ、
静岡酵母という共通軸
に対して、
- 山田錦
- 雄町
- 五百万石
- 誉富士
を変えることで、
酒質の違いを見せます。
これを最も分かりやすく示すのが、
紫の英君
橙の英君
緑の英君
です。
さらに、大吟醸・純米大吟醸では兵庫県産山田錦を高精白し、静岡酵母HD-101による長期低温発酵で高級酒へ展開。
日常酒では誉富士・五百万石・国産米を使い、
「どんな食事にも自然と馴染む酒」
へ落とし込んでいます。
| 評価軸 | 内容 |
|---|---|
| 正式社名 | 英君酒造株式会社 |
| 所在地 | 静岡市清水区由比入山2152 |
| 創業 | 1881年・明治14年 |
| 創業時 | 望月酒造店 |
| 初代 | 望月昌策 |
| 代表者 | 望月裕祐 |
| 杜氏 | 粒来保彦 |
| 杜氏区分 | 自社杜氏 |
| 主力銘柄 | 英君 |
| 企業酒質 | 淡麗豊潤 |
| 最大思想 | 料理と寄り添う酒 |
| 最大自然資産 | 桜野沢+古井戸 |
| 水 | 硬度5.6程度 |
| 酵母 | 全製品静岡酵母 |
| 主力高級米 | 山田錦 |
| 純吟米 | 山田錦・雄町・五百万石 |
| 地域米 | 誉富士 |
| 最大技術資産 | 手造り+データ管理 |
| 原料処理 | 5kg単位・吸水管理 |
| 製麹 | 54時間超・手造り |
| 上槽 | 10℃以下低温環境 |
| 瓶詰 | 上槽後2週間以内 |
| 貯蔵 | 冷蔵・氷温管理 |
| 2026全国新酒鑑評会 | 入賞 |
| Kura Master 2026 | 紫・橙 金賞 |
| 本質 | 静岡酵母で酒米の個性を食中酒へ翻訳する蔵 |
③ 基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 社名 | 英君酒造株式会社 |
| 所在地 | 〒421-3101 静岡県静岡市清水区由比入山2152 |
| TEL | 054-375-2181 |
| FAX | 054-375-4304 |
| 創業 | 明治14年・1881年 |
| 創業時名称 | 望月酒造店 |
| 代表取締役 | 望月裕祐 |
| 杜氏 | 粒来保彦 |
| 主銘柄 | 英君 |
| 主な製品 | 大吟醸・純米大吟醸・純米吟醸・純米・本醸造 |
| 仕込み水 | 桜野沢・蔵内古井戸 |
| 使用酵母 | 静岡酵母 |
| 最寄駅 | JR由比駅 |
| 交通 | 由比駅から車約10分 |
| 一般蔵見学 | 基本的に不可 |
| 直販 | あり |
| 蔵元通販 | 注文フォームあり |
| 全国酒販店 | 取扱店一覧あり |
会社概要・代表者・杜氏・創業年は公式サイトおよび静岡県酒造組合で確認できます。
④ 歴史・企業沿革
1. 1881年創業
明治14年、
望月酒造店
として開業しました。
初代は望月昌策。
創業時から、
「品質第一」
を掲げ、地元米だけへ限定せず全国の優秀な酒米を探し求めました。
2. 「英君」という酒名
「英君」という名は、
徳川の英でた君主
にあやかって名付けられました。
公式では、創業年の日英関係と徳川家の歴史を背景に命名されたと説明しています。
3. 水を求めて入山へ
この場所に蔵を構えた最大の理由は、
名水「桜野沢」
です。
入山は海側と内陸部を結ぶ交通上の利便性もありましたが、
英君酒造がこの土地を選んだ本質的理由は、
酒造りに適した水
でした。
4. 静岡吟醸の時代
1980年代以降、
静岡酵母による、
静岡型吟醸
が全国的に評価されます。
英君もその流れを企業技術の中核へ取り込み、
現在では全商品を静岡酵母で醸す酒蔵となっています。
5. 品質型酒蔵への進化
普通酒中心の市場から、
- 吟醸
- 純米吟醸
- 純米
- 酒米別シリーズ
へ商品構成を進化。
設備についても省力化・合理化を進めながら、
蒸米
酒母
製麹
という酒質を左右する核心工程は手仕事を残しました。
6. 現代の英君
現在は、
静岡酵母
+
酒米違い
+
低温管理
+
科学分析
によって、
「優しく、華やかで、食事を邪魔しない酒」
へブランドを統一しています。
⑤ 自然環境・水・テロワール
英君酒造最大の自然資産は、
由比・入山の山水
です。
現在、仕込みには二系統の水を使用しています。
① 桜野沢
創業地決定の理由となった山中の名水。
② 蔵内古井戸
近年蔵内で発見された古い井戸から湧く水。
この二つの水を使い酒造りを行っています。
水質
公式製造工程では、
硬度5.6
と説明されています。
完全な超軟水型ではなく、
ある程度ミネラルを含むため酵母が増殖しやすい性質を持ちます。
そのため英君では、
発酵が勢いよく進みすぎないよう、
低温で丁寧にゆっくり発酵
させます。
つまり、
水の性質を抑えるのではなく、発酵管理によって長所へ変える
酒造りです。
由比という土地
由比は、
- 駿河湾
- 山地
- 桜えび
- しらす
- 魚介
- 東海道
- 薩埵峠
などを持つ、
山と海が極端に近い地域
です。
英君酒造は海岸部ではなく山側の入山にあり、
山で酒を造り、海の食と合わせる
という非常に明快な地域構造を持っています。
テロワール構造
静岡山間部
↓
桜野沢
↓
古井戸
↓
ミネラル水
↓
静岡酵母
↓
全国優良酒米
↓
英君
↓
駿河湾の魚介
です。
⑥ 原料米・農業戦略
英君酒造の米戦略は、
「米の産地を一つへ固定しない」
ことが特徴です。
創業者・望月昌策の時代から、
全国の良質な酒米を選ぶ
という考えを持っています。
| 酒米 | 主商品 | 役割 |
|---|---|---|
| 山田錦 | 大吟醸・純大・紫 | 高級・甘旨 |
| 雄町 | 橙 | 膨らみ・酸 |
| 五百万石 | 緑・特本 | 軽快・キレ |
| 誉富士 | 特別純米 | 静岡地域性 |
| 国産米 | 辛口純米等 | 日常食中 |
山田錦
最高級酒では、
兵庫県産山田錦
を使用。
大吟醸・純米大吟醸では35~40%級まで磨き、
静岡酵母HD-101で長期低温発酵します。
「紫の英君」では山田錦を55%まで磨き、
甘旨・ジューシー
な酒質へ展開します。
雄町
「橙の英君」は、
備前雄町
を使用。
静岡酵母CA-50による比較的華やかな香りと、
雄町の膨らみに酸を重ねます。
柑橘を思わせる爽やかな酒質です。
五百万石
「緑の英君」では、
五百万石55%
を使用。
HD-101で醸し、
メロン
熟れたバナナ
爽快感
キレ
を表現します。
誉富士
特別純米では、
静岡県産誉富士100%
を使用。
精米60%ながら静岡型吟醸造りを採用し、
米旨を残しながら食中酒へ仕上げています。
原料戦略の本質
山田錦=格と甘旨
雄町=厚みと酸
五百万石=軽快とキレ
誉富士=静岡
です。
⑦ 酒造技術・製造思想
英君酒造の最重要項目です。
この蔵は、
「手造り」か「機械化」か
という二者択一ではありません。
「機械で再現性を上げ、人の手で酒質を決める」
構造です。
1. 原料処理
米を、
5kg単位
へ小分け。
2種類の洗米機を併用し、
毎分300L
の水で糠を除去。
そのうえで、
- 気温
- 水温
- 白米水分
- 浸漬率
を管理し、目標吸水量へ合わせます。
2. 蒸米
甑へ米を5kgずつ手で張り込み、
抜け掛け
という方法を採用。
さらに蒸気を再加熱して圧力を高め、
外硬内軟
の蒸米を目指します。
3. 製麹
英君の技術的特徴です。
製麹時間は、
54時間以上
。
タライ製麹を採用しながら、
最後は機械任せにせず、
蔵人の手造り
を維持します。
さらに麹の力価を自社分析し、
経験+数値
で品質を管理します。
4. 静岡酵母
英君は、
全て静岡酵母
です。
代表的には、
- HD-101
- NEW-5
- CA-50
などを商品特性に応じて使い分けます。
5. 速醸酒母
静岡型吟醸を狙い、
速醸酒母
を採用。
18℃前後で仕込み、その後一旦10℃以下へ落とし、ダキ樽で昇温しながら糖化と酵母増殖を管理します。
6. 長期低温発酵
水にミネラルがあるため、
発酵を暴れさせず、
低温でゆっくり
進めます。
大吟醸・純米吟醸では静岡型吟醸らしい香味バランスを形成します。
7. 毎日の成分分析
醪は、
- 表面状態
- 香り
- 発酵状況
を人が確認。
同時に、
毎日成分分析
を行います。
蓄積データを翌年以降へ活用する、
データ型酒造
でもあります。
8. 低温上槽
平成27年以降、
10℃以下の冷蔵環境
に自動圧搾機を設置。
微生物汚染と酸化リスクを抑え、
雑味の少ない酒へ仕上げます。
9. 袋吊り
大吟醸では、
袋吊り
も同じ低温環境で実施。
鑑評会酒の品質を高めます。
10. 早期瓶詰
英君では、
上槽後2週間以内
の瓶詰を徹底。
その後10℃以下で貯蔵し、
フレッシュな状態を維持します。
技術 → 酒質
精密洗米
+
外硬内軟蒸米
+
54時間超手造り麹
+
静岡酵母
+
低温発酵
+
低温上槽
+
早期瓶詰
+
冷蔵管理
↓
優しい香り
↓
きれいな旨味
↓
爽やかな酸
↓
透明感
↓
食中で切れる
となります。
⑧ ブランド構造
英君酒造は、
「英君」を母艦に、色と米で酒質を分類する構造
です。
| 商品群 | 色・役割 | 酒米 | 酒質 |
|---|---|---|---|
| 大吟醸いろは | 最高級 | 山田錦 | 華やか・端麗 |
| 大吟醸英君 | 高級 | 山田錦 | エレガント |
| 純米大吟醸 | 高級純米 | 山田錦 | 上品 |
| 紫の英君 | 甘旨 | 山田錦 | 葡萄系 |
| 橙の英君 | 爽酸 | 雄町 | 柑橘系 |
| 緑の英君 | 爽快 | 五百万石 | メロン・バナナ |
| 特別純米 | 地域 | 誉富士 | 米旨・食中 |
| 山廃純米 | 濃醇 | 愛山等 | 熟旨 |
| 辛口純米 | 日常 | 国産米 | 食中 |
| 特別本醸造 | 定番 | 五百万石 | シャープ |
ブランド構造の本質
「色を見れば、味の方向が想像できる」
ことです。
難しくなりがちな酒米・酵母の違いを、
紫・橙・緑
という視覚情報に変換しています。
これは初心者にも強い商品設計です。
⑨ 商品ポートフォリオ
1. 大吟醸 いろは
- 山田錦
- 40%級
- 静岡酵母HD-101
- 長期低温発酵
- 一度火入れ
- 冷蔵瓶貯蔵
英君最高峰商品の一つです。
全国新酒鑑評会で金賞を受賞した際に、
人間国宝・芹沢銈介
から贈られたラベルを使用しています。
2. 大吟醸 英君
兵庫県産山田錦を高精白し、
HD-101で醸すフラッグシップ。
華やかさだけでなく、
エレガントな透明感
を狙います。
3. 英君 純米大吟醸
大吟醸同様の高品質山田錦を使用。
醸造アルコールを使わず、
米の厚みを加えた純米高級ラインです。
4. 紫の英君 純米吟醸 山田錦
- 山田錦
- 55%
- 甘旨口
葡萄を連想させる、
甘旨ジューシー
な純米吟醸です。
Kura Masterでは、
- 2022 プラチナ
- 2023 プラチナ
- 2025 金賞
- 2026 金賞
と継続評価されています。
5. 橙の英君 純米吟醸 雄町
- 雄町
- 静岡酵母CA-50
- やや甘味
- 爽やかな酸
柑橘系を思わせる酒質です。
2026年Kura Masterでは、
金賞
を獲得しています。
6. 緑の英君 純米吟醸 五百万石
- 五百万石55%
- HD-101
- 15度台
- 一度火入れ
- 冷蔵瓶貯蔵
メロンや熟れたバナナを感じさせながら、
爽やかでキレる
酒質です。
7. 特別純米酒 誉富士
- 静岡県産誉富士100%
- 60%
純米酒ながら静岡型吟醸造りを採用。
米旨+穏香+すっきり
という英君の日常食中酒を代表します。
8. 辛口純米酒
限定流通品。
NEW-5を使用し、
料理と寄り添う日常酒
として設計されています。
9. 山廃純米酒 愛山
公式注文フォームに現在も掲載される、
山廃×愛山
の個性酒です。
速醸中心の英君ラインの中で、熟成・旨味系の役割を持ちます。
10. 特別本醸造
- 五百万石60%
- HD-101
吟醸造りによって、
本醸造ながらクリアでシャープ
な酒質へ仕上げています。
11. 純米吟醸 生酒 300ml
- 国産米60%
- NEW-5
- 無火入れ
小容量でフレッシュな英君を体験できる、
初心者導入商品
です。
| 商品 | 米 | 主な酒質 | 役割 |
|---|---|---|---|
| 大吟醸いろは | 山田錦 | 華やか・透明 | 最高級 |
| 大吟醸英君 | 山田錦 | 優美・キレ | 高級 |
| 純米大吟醸 | 山田錦 | 上品・旨味 | 高級純米 |
| 紫の英君 | 山田錦 | 甘旨・葡萄 | 純吟母艦 |
| 橙の英君 | 雄町 | 爽酸・柑橘 | 個性 |
| 緑の英君 | 五百万石 | 爽快・森林 | 軽快 |
| 特別純米 | 誉富士 | 米旨・穏香 | 地域 |
| 辛口純米 | 国産米 | 辛口・食中 | 日常 |
| 山廃純米 | 愛山等 | 熟旨 | 酒通 |
| 特別本醸造 | 五百万石 | シャープ | 日常 |
⑩ 味わい・酒質ポジション
英君公式が掲げる酒質表現は、
「淡麗豊潤」
です。
これは、
単純な淡麗辛口ではありません。
入口は軽い
↓
香りは柔らかい
↓
米旨が広がる
↓
酸で締める
↓
後口は切れる
という構造です。
紫
甘旨
葡萄
ジューシー
橙
柑橘
酸
爽やか
緑
メロン
バナナ
透明感
キレ
誉富士
米旨
穏香
食中
となります。
| 味覚軸 | 評価 |
|---|---|
| 香り | ★★★★☆ |
| 甘味 | ★★★☆☆ |
| 酸 | ★★★★☆ |
| 旨味 | ★★★★☆ |
| 柔らかさ | ★★★★★ |
| 透明感 | ★★★★★ |
| コク | ★★★★☆ |
| キレ | ★★★★★ |
| フレッシュ感 | ★★★★★ |
| 食中適性 | ★★★★★ |
| 酒米表現力 | ★★★★★ |
| 酵母表現力 | ★★★★★ |
| 初心者適性 | ★★★★★ |
| 酒質多様性 | ★★★★★ |
酒質定義
「淡麗豊潤・静岡吟醸食中型」
です。
⑪ 品質評価・受賞実績
全国新酒鑑評会 2026
令和7酒造年度全国新酒鑑評会では、
「英君」=入賞
です。
静岡県からは7場が入賞し、4場が金賞。
英君は金賞ではなく入賞でした。
過去の全国新酒鑑評会
静岡県公式は、
通算13回の入賞歴
を紹介しています。
また静岡県酒造組合の過去記録では、
2016・2017年頃に連続金賞を含む実績が確認できます。
Kura Master 2026
紫の英君 純米吟醸
金賞
橙の英君 純米吟醸
金賞
です。
Kura Master 過去実績
紫の英君
- 2019 金賞
- 2022 プラチナ
- 2023 プラチナ
- 2025 金賞
- 2026 金賞
橙の英君
- 2023 プラチナ
- 2026 金賞
純米エイクンホリック
- 2021 プラチナ
緑の英君
- 2017 金賞
です。
品質評価の本質
英君は、
「鑑評会用大吟醸だけが強い蔵」ではありません。
むしろ、
紫・橙・緑という市販純米吟醸が国際評価されている
ことに企業価値があります。
⑫ 地域ブランド・食文化
1. 由比
由比は、
山と駿河湾が非常に近い町
です。
狭い海岸平野に、
- 東海道
- 鉄道
- 国道
- 港
- 山間集落
が集中します。
2. 桜えび
由比を代表する食材は、
桜えび
です。
駿河湾を象徴する地域食であり、
英君の穏やかな吟醸香・爽やかな酸・軽い旨味と極めて相性が良い食材です。
「由比の世界」でも、
桜えびのかき揚げ
とのペアリングが推奨されています。
3. 魚介
由比周辺では、
- 鯵
- しらす
- 桜えび
- 太刀魚
- マグロ
- 白身魚
など、
海鮮中心の食文化
があります。
4. 山
酒蔵は港側ではなく、
入山
にあります。
水源と酒蔵は山。
飲み手と食文化は海。
この対比が英君の地域ブランドを非常に分かりやすくしています。
5. 東海道
由比は旧東海道の宿場町。
近隣には薩埵峠があり、
富士山+駿河湾+東海道
という日本的景観を持ちます。
6. 地域構造
山=水
入山=酒蔵
静岡酵母=香り
由比港=桜えび
駿河湾=魚
英君=食中酒
です。
⑬ 食中酒・ペアリング戦略
英君の企業思想そのものが、
「料理と寄り添う酒」
です。
したがってペアリングは付加情報ではなく、
ブランド中核
です。
| 酒 | 料理 | 理由 |
|---|---|---|
| 紫の英君 | 鴨・照焼 | 甘旨・果実感 |
| 紫の英君 | チーズ | 葡萄系香味 |
| 橙の英君 | 桜えびかき揚げ | 柑橘酸・油切れ |
| 橙の英君 | 白身魚 | 爽快 |
| 緑の英君 | 刺身 | 透明感・キレ |
| 緑の英君 | 鯵 | 爽香 |
| 誉富士 | しらす | 米旨・穏香 |
| 誉富士 | 和食全般 | 食中 |
| 辛口純米 | 焼魚 | キレ |
| 特別本醸造 | 天ぷら | シャープ |
| 山廃純米 | 煮物・肉 | コク |
| 大吟醸 | 会席・白身 | 上品 |
「由比の世界」では、
- 桜えびのかき揚げ
- 鯵のタタキ
- 牛肉の味噌漬け
が具体的に推奨されています。
食中酒の本質
「酒で料理を圧倒しない」
ことです。
英君は、
香りを出せる技術を持ちながら、あえて料理の一歩後ろに置く
酒蔵です。
⑭ 観光・直売・顧客接点
英君酒造は、
大規模観光酒蔵ではありません。
静岡県酒造組合では、
一般見学は基本的に不可
とされています。
蔵元直販
蔵での直販は行われています。
また公式注文フォームから、
- 大吟醸
- 純米大吟醸
- 紫
- 橙
- 緑
- 誉富士
- 山廃
- 本醸造
- 生酒
などを直接注文できます。
地域回遊
観光では酒蔵単独より、
由比の町と組み合わせる
方が適します。
主な周辺資源
- 由比宿
- 由比漁港
- 桜えび
- 薩埵峠
- 東海道
- 富士山眺望
- 駿河湾
観光類型
「非見学型・地域食文化回遊型酒蔵」
です。
⑮ 流通・販売戦略
英君酒造は、
「全国専門酒販+飲食店+限定流通+蔵元直販」
の構造です。
公式サイトでは全国の取扱酒販店を公開しています。
専門酒販
英君は酒販店との関係を非常に重視します。
酒を理解し、丁寧に販売する酒販店を通じて、
酒質説明まで含めて商品価値を届ける
構造です。
限定流通
- 辛口純米
- 辛口本醸造
などには、
限定流通品
があります。
全国一律大量流通ではなく、
商品ごとに販売経路を分けています。
蔵元直販
公式注文フォームによるD2Cを実施。
出荷は週単位で行われています。
オリジナルラベル
酒販店・飲食店向けに、
オリジナルラベル
も受注しています。
BtoBとの関係を深める施策です。
流通の本質
「広く大量に売る」より、「英君を理解する店から売る」
という専門流通型です。
⑯ ターゲット
| ターゲット | 適合度 | 商品・理由 |
|---|---|---|
| 日本酒初心者 | ★★★★★ | 緑・300ml生酒 |
| 地元消費者 | ★★★★★ | 誉富士・本醸造 |
| 純米酒ファン | ★★★★★ | 誉富士・辛口純米 |
| 吟醸酒ファン | ★★★★★ | 紫・橙・緑 |
| 酒米ファン | ★★★★★ | 山田錦・雄町・五百万石 |
| 静岡酒ファン | ★★★★★ | 静岡酵母 |
| 食中酒層 | ★★★★★ | 最大中核 |
| 海鮮好き | ★★★★★ | 由比・駿河湾 |
| 甘旨酒ファン | ★★★★★ | 紫 |
| 酸味系ファン | ★★★★★ | 橙 |
| 淡麗派 | ★★★★★ | 緑・本醸造 |
| 酒通 | ★★★★★ | 山廃・無濾過生 |
| プレミアム層 | ★★★★☆ | 大吟醸いろは |
| ギフト需要 | ★★★★★ | いろは |
| 観光客 | ★★★☆☆ | 見学不可 |
| 海外市場 | ★★★★☆ | Kura Master評価 |
⑰ 競合比較
A. 静岡吟醸・高級型:初亀醸造
B. 静岡食中型:志太泉酒造
C. 静岡吟醸型:土井酒造場
D. 清水地域型:三和酒造
| 項目 | 英君酒造 | 初亀醸造 | 志太泉酒造 | 土井酒造場 |
|---|---|---|---|---|
| 創業 | 1881 | 1636 | 1882 | 1872 |
| 地域 | 由比 | 岡部 | 藤枝 | 掛川 |
| 主ブランド | 英君 | 初亀 | 志太泉 | 開運 |
| 水 | 桜野沢+井戸 | 南アルプス伏流水 | 瀬戸川水系 | 高天神水系 |
| 静岡酵母 | 全商品 | 中核 | 中核 | 中核 |
| 酒米戦略 | 多米比較 | 東条山田錦 | 誉富士等 | 山田錦等 |
| 食中酒 | 極めて強い | 極めて強い | 極めて強い | 強い |
| 商品分類 | 色×米 | 格×米 | 酒質別 | 伝統銘柄 |
| 2026全国 | 入賞 | 金賞 | 金賞 | ― |
| 2026 Kura Master | 紫・橙金賞 | 上位受賞 | 商品別 | 商品別 |
| 最大差 | 静岡酵母×色×酒米 | 高級酒史 | 穏やか食中 | 鑑評会技術 |
差別化
初亀が「高級食中酒の格」を磨く蔵なら、英君は「静岡酵母の優しい香りを、酒米ごとに分かりやすく楽しませる蔵」です。
また、
志太泉が穏やかな食中酒を深く掘るのに対し、英君は紫・橙・緑という視覚的な分かりやすさを持つ
ことが大きな違いです。
⑱ SWOT分析
| 区分 | 要素 | 評価 | 戦略的意味 |
|---|---|---|---|
| Strength | 桜野沢 | 非常に強い | 水 |
| Strength | 二系統の仕込み水 | 強い | 酒質設計 |
| Strength | 全商品静岡酵母 | 極めて強い | 明確な技術軸 |
| Strength | 酒米別純吟 | 極めて強い | 比較価値 |
| Strength | 紫・橙・緑 | 非常に強い | 初心者理解 |
| Strength | 手造り麹 | 強い | 品質 |
| Strength | 数値分析 | 強い | 再現性 |
| Strength | 低温上槽 | 強い | 清潔・透明感 |
| Strength | 冷蔵貯蔵 | 強い | 鮮度 |
| Strength | 食中酒思想 | 極めて強い | ブランド |
| Strength | Kura Master | 強い | 海外評価 |
| Weakness | 観光見学不可 | 中 | 観光 |
| Weakness | 地域米比率 | 中 | テロワール |
| Weakness | 英君の由来が伝わりにくい | 中 | 説明必要 |
| Weakness | 商品数増加 | 中 | 選択 |
| Weakness | 高級酒認知 | 中 | 純吟が強い |
| Opportunity | 桜えび | 最大 | 地域食 |
| Opportunity | 静岡酵母再評価 | 最大 | ブランド |
| Opportunity | 酒米比較需要 | 大 | 色シリーズ |
| Opportunity | ガストロノミー | 大 | 食中 |
| Opportunity | 海外和食市場 | 大 | Kura Master |
| Threat | 酒米価格上昇 | 高 | 原価 |
| Threat | 静岡強豪蔵 | 高 | 県内競争 |
| Threat | 国内日本酒人口減 | 高 | 新規層 |
| Threat | 冷蔵物流コスト | 高 | 品質維持 |
| Threat | 水環境変化 | 中 | 仕込み水 |
⑲ PEST分析
| 区分 | 外部環境 | 影響 | 対応方向 |
|---|---|---|---|
| Political | GI静岡 | 追い風 | 静岡酵母 |
| Political | 酒類輸出支援 | 追い風 | 海外 |
| Economic | 米価上昇 | コスト増 | 高付加価値 |
| Economic | 冷蔵物流費 | コスト増 | 流通効率 |
| Economic | 訪日客増 | 機会 | 由比 |
| Social | 食中酒再評価 | 最大 | 企業思想 |
| Social | 酒米関心 | 大 | 紫・橙・緑 |
| Social | 分かりやすい選択 | 大 | 色分類 |
| Social | 地産地消 | 大 | 誉富士 |
| Technological | 成分分析 | 強み | 再現性 |
| Technological | 冷蔵上槽 | 強み | 清浄化 |
| Technological | 氷温管理 | 強み | 鮮度 |
| Technological | 静岡酵母 | 中核 | 香味 |
| Environmental | 山水保全 | 最重要 | 桜野沢 |
| Environmental | 温暖化 | リスク | 低温設備 |
⑳ 4P分析
| 区分 | 現状 | 評価 |
|---|---|---|
| Product | 高級酒~日常酒・米別純吟 | ★★★★★ |
| Price | 日常~1万円超 | ★★★★☆ |
| Place | 全国専門酒販・飲食・直販 | ★★★★☆ |
| Promotion | 酒米色分け+静岡酵母+受賞 | ★★★★★ |
Product
商品構造は非常に分かりやすく、
本醸造
↓
純米
↓
特別純米
↓
純米吟醸
↓
純米大吟醸
↓
大吟醸
という価格階層があります。
さらに純米吟醸では、
紫
橙
緑
による横比較が成立します。
Price
720mlで、
日常酒は1,000円台、
純米吟醸は1,500~2,000円前後、
純米大吟醸・大吟醸は3,000~5,000円台、
「いろは」はさらに上位。
日常から贈答まで一ブランドで上がれる価格設計
です。
Place
専門酒販店を中心に、
- 飲食店
- 直販
- 注文フォーム
を組み合わせています。
Promotion
最大の訴求材料は、
静岡酵母
桜野沢
紫・橙・緑
料理と寄り添う
Kura Master
です。
㉒ ブランドコピー・見せ方
メインコピー
山の水で醸し、海の幸と飲む。
酒質型コピー
淡麗豊潤。やさしく香り、食で完成する。
静岡酵母型コピー
静岡酵母だけで、ここまで味は変わる。
酒米型コピー
紫は山田錦。橙は雄町。緑は五百万石。
地域型コピー
由比の山から、駿河湾の食卓へ。
水型コピー
始まりは、桜野沢の水でした。
食中型コピー
料理の前に出ない。料理の隣で光る。
海外型コピー
EIKUN — Shizuoka yeast, brewed for the table.
㉓ この酒蔵をどう見せるべきか
① 最大の自然資産
名水「桜野沢」
です。
英君がこの場所に存在する理由そのものです。
② 最大の技術資産
全製品静岡酵母
です。
③ 最大の商品資産
紫・橙・緑の純米吟醸
です。
酒米・酵母・味の違いを視覚的に理解できます。
④ 最大の地域原料
誉富士
です。
静岡の水・米・酵母を一本へまとめます。
⑤ 最大の製造資産
手造りと分析データの融合
です。
54時間超の麹造りを人が行いながら、力価・温度・成分を測定します。
⑥ 最大の地域食資産
由比の桜えび
です。
英君を「静岡の酒」ではなく、
「由比の酒」
として認識させる力があります。
⑦ 最新の品質証明
2026全国新酒鑑評会 入賞
+
Kura Master 2026 紫・橙 金賞
です。
㉔ 最終評価
| 評価軸 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 歴史性 | 4.7/5 | 1881年創業 |
| 地域性 | 5.0/5 | 由比・入山 |
| 水資産 | 5.0/5 | 桜野沢+古井戸 |
| 原料力 | 5.0/5 | 山田錦・雄町等 |
| 地域米 | 4.8/5 | 誉富士 |
| 酵母資産 | 5.0/5 | 全商品静岡酵母 |
| テロワール | 4.9/5 | 山水+駿河湾食文化 |
| 原料処理 | 5.0/5 | 5kg単位管理 |
| 製麹力 | 5.0/5 | 54時間超手造り |
| 技術力 | 5.0/5 | 手造り+分析 |
| 酒質完成度 | 5.0/5 | 淡麗豊潤 |
| 食中酒力 | 5.0/5 | 企業思想の中心 |
| 酒米表現力 | 5.0/5 | 紫・橙・緑 |
| 商品力 | 5.0/5 | 日常~高級 |
| ブランド力 | 4.8/5 | 英君 |
| 初心者理解 | 5.0/5 | 色分類 |
| プレミアム力 | 4.6/5 | いろは |
| 国内評価 | 4.8/5 | 2026全国入賞 |
| 国際評価 | 4.9/5 | Kura Master継続 |
| 鮮度管理 | 5.0/5 | 早期瓶詰・冷蔵 |
| 流通力 | 4.7/5 | 全国専門店 |
| 観光力 | 3.3/5 | 見学不可 |
| 若年層適合 | 5.0/5 | 色・果実表現 |
| 独自性 | 5.0/5 | 静岡酵母×酒米比較 |
| 成長可能性 | 4.9/5 | 食・海外・地域 |
㉖ 最終結論
英君酒造株式会社は、静岡県静岡市清水区由比入山2152にある、明治14年・1881年創業の酒蔵です。
望月酒造店として創業し、初代・望月昌策が「品質第一」を掲げ、全国の優れた酒米を探しながら酒造りを開始しました。現在は代表取締役・望月裕祐氏、自社杜氏・粒来保彦氏を中心に「英君」を醸しています。
その本質は単なる、
「由比の地酒」
ではありません。
創業地を決める理由となった山中の名水「桜野沢」と、後に蔵内で発見された古井戸から湧く二つの水を仕込みに使用。水は硬度5.6程度と適度なミネラルを含み、酵母が増殖しやすいため、醪を低温でゆっくり発酵させることで、雑味を抑えながら静岡型吟醸の優しい香味へ変換する。使用酵母はすべて静岡県で開発された静岡酵母で、HD-101・NEW-5・CA-50等を商品ごとに使い分ける。原料米では山田錦・雄町・五百万石・誉富士を中核とし、「紫の英君」では山田錦55%による葡萄を思わせる甘旨ジューシー、「橙の英君」では雄町とCA-50による柑橘系の爽やかな酸、「緑の英君」では五百万石55%とHD-101によるメロン・熟れたバナナを思わせる香りと鋭いキレを表現する。静岡県産誉富士100%の特別純米では、純米酒規格ながら静岡型吟醸造りを用い、米旨と穏やかな吟醸香を持つ日常食中酒へ仕上げる。最高級大吟醸「いろは」では兵庫県産山田錦を高精白し、HD-101による長期低温発酵で華やかさ・エレガントさ・透明感を追求し、過去の全国新酒鑑評会金賞時に人間国宝・芹沢銈介から贈られた意匠をラベルに使用する。
製造面では5kg単位で米を洗い、毎分300Lの水を使って糠を落とし、気温・水温・白米水分・吸水率を管理。蒸米では強い乾燥蒸気によって外硬内軟を狙い、製麹は54時間以上。機械を導入しながらも、理想の麹を得るため現在も重要工程は蔵人の手造りで行い、麹の力価を自社分析する。酒母では温度変化と酵母増殖を顕微鏡・分析値・経験で判断し、醪でも毎日の成分分析を実施。上槽は10℃以下の冷蔵環境に置いた圧搾機で行い、大吟醸の袋吊りも低温下で実施する。さらに上槽後2週間以内の瓶詰を徹底し、製品は10℃以下で保管することで、英君らしい清潔感と鮮度を維持している。
品質面では、令和7酒造年度・2026年全国新酒鑑評会で「英君」が入賞。Kura Master 2026では「紫の英君 純米吟醸 山田錦」と「橙の英君 純米吟醸 雄町」がともに金賞を獲得しました。「紫」は2022・2023年にプラチナ、「橙」も2023年にプラチナとなっており、鑑評会用大吟醸だけではなく、実際に市場で販売する純米吟醸シリーズそのものが継続的に国際評価を得ています。
そして英君を完成させるもう一つの要素が、
由比の食文化
です。
山側の入山で酒を醸し、海側の由比には桜えび・しらす・鯵をはじめとする駿河湾の魚介があります。英君が掲げる「どんな食事にも自然と馴染む」「料理と寄り添う酒」という思想は、この山と海が近接する由比の土地と極めて整合しています。実際、英君が手掛ける酒では桜えびのかき揚げや鯵のたたきなどとの相性も提案されています。
したがって英君酒造を最も正確に定義するなら、
「明治14年創業。由比・入山の名水『桜野沢』と蔵内古井戸の水を基盤に、山田錦・雄町・五百万石・誉富士をすべて静岡酵母で醸し、5kg単位の精密な原料処理、54時間超の手造り製麹、長期低温発酵、成分分析、10℃以下の低温上槽、早期瓶詰・冷蔵管理によって、酒米ごとの果実香・旨味・酸・キレを『紫・橙・緑』という分かりやすい商品へ落とし込み、駿河湾の魚介をはじめとする料理の隣で飲み続けられる“淡麗豊潤”な酒を造る、“由比山水型・静岡酵母専業型・酒米別食中酒型・手造り科学融合型酒蔵”」
です。
静岡県の有力蔵と比較すると、
初亀醸造=高級日本酒と上品な食中吟醸を極める蔵
磯自慢酒造=精密な吟醸技術を世界級プレミアムへ高める蔵
志太泉酒造=穏やかな香味と食事適性を深く磨く蔵
静岡平喜酒造=全量純米と静岡県内深耕を進める蔵
御殿場石川酒造=富士山伏流水と御殿場農業から新しい地域酒を造る蔵
に対して、
英君酒造=「静岡酵母を一本の軸として守りながら、山田錦・雄町・五百万石・誉富士という米の違いを、誰にでも分かりやすい食中酒の違いへ変える蔵」
という、非常に明確な独自ポジションを持っています。
英君酒造のテロワールを味わう👇
| イメージ | 酒蔵 | 説明 | リンク |
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英君酒造 |
英君酒造は、静岡県静岡市清水区由比入山で「英君」を醸す、1881年創業・名水「桜野沢」・蔵内井戸水・静岡酵母・山田錦・五百万石・雄町・誉富士・静岡型吟醸造り・食中酒設計・手造りの蒸米・酒母・製麹を強みとする、由比を代表する静岡吟醸蔵。 |

